砂糖10gを、水90gと混ぜます。
飲みます。
 甘いです!
(これはコカ・コーラの糖濃度と同じくらいです)

次に、塩10gを、水90gと混ぜます。
飲みます。
しょっぱいです!
(これは醤油の塩分濃度よりちょっと低いくらいです)

 

じゃあ、この、すごく甘い10%砂糖水と、すごくしょっぱい10%食塩水を混ぜるとどうなるでしょうか?

甘いような、しょっぱいような、どっちでもなくなるような。

 

正解は・・・

 

 

 

しょっぱい!

しょっぱい

でしたー。

 

実際やってみると分かりますが、これ、ちょっと飲んだだけで吐き出してしまうレベルにしょっぱいです。

 

なぜ同じ量の砂糖と塩を混ぜたものはしょっぱいのでしょうか?

 

これには、閾値(いきち)が関係しています。

閾値(いきち)とは、刺激を感じるのに必要な最低限の量のことを言います。
(ドラゴンボールに出てくる戦闘力のことではない)

たとえば、すっごく薄い砂糖水を順々に濃くしていって(0.1%、0.2%、0.3%・・・という感じで)、はじめて甘さを感じることのできる濃度が、自分の閾値です!

 

閾値は、我々の調査によると、

砂糖(甘味) > 食塩(塩味) > グルタミン酸ナトリウム(うま味) > クエン酸(酸味) > カフェイン(苦味)

の順に高いです。

0.1%の砂糖水を飲んでも、ほとんどの人は味を感じませんが(ただの水だと感じますが)、0.1%のカフェイン溶液を飲むと、ほとんどの人が苦くて顔をしかめます。
(ちなみにコーヒーに含まれるカフェインは、たったの0.06%です)

同様に、10%の砂糖水は「かなり甘いなー」と感じつつも飲めるレベルなのですが、10%の食塩水はしょっぱすぎてとても飲めません。

だから、「飲めるレベルの甘い砂糖水」と「しょっぱくてとても飲めない食塩水」を混ぜると、「しょっぱくてとても飲めない食塩水」の味と同じようになります。
(砂糖水を混ぜたほうが、ちょっとだけ、味がまろやかになったような気もしますが・・・でも、砂糖が入っていることすら気づかないレベルにしょっぱいです)

 

この閾値ですが、味覚の良さを判別する指標の一つになっています!

閾値が低い(薄い濃度でも味が分かる)人は味覚が良いといえます。

そして、閾値が低いことは、健康にも良く、生活習慣病予防にもなります!

甘味の閾値が低い ⇒ ちょっとの砂糖でも甘く感じる ⇒ 砂糖少しだけのスイーツで満足 ⇒ 糖尿病予防

塩味の閾値が低い ⇒ ちょっとの塩でもしょっぱく感じる ⇒ 塩分低い味噌汁で満足 ⇒ 高血圧予防

 

また、苦味や酸味の閾値が高い(味を感じにくい)と、腐敗している食べ物に気付かず、食中毒になる可能性も高まると考えられます!

つまり、簡単にいってしまうと、
味覚が良くない人は、健康に良くないです!!

 

 

補足

同じ甘味でも、糖の種類によって閾値は違います。
砂糖とブドウ糖と果糖でも違うし、高甘味度甘味料はほんのちょっとですごく甘く感じます。

同様に、酸味や苦味なども、成分によって(クエン酸と酢酸の違いなどによって)閾値は異なります。

 

 

 

ところでみなさん、初めて作った料理は何か覚えてますか?

私が初めて作った料理は、卵焼きです。
たしか、小2くらいだったと思います。

当時教わった作り方は
・卵を2個混ぜる
・砂糖を大さじ1杯くらい入れる
・塩をちょびっと入れる
・焼く
でした。

はじめは上手く作れたのですが、2回目に、砂糖と塩の分量を間違えてしまい、すごくしょっぱくなってしまいました!
塩を入れ過ぎた後に間違いに気付いて、リカバリーしようと砂糖をたくさん入れても効果ありませんでした。

今思い返すと、この問題と同じことだったんだなーと、、、小さい頃の甘酸っぱい思い出でした。

 

ちなみに私は小2くらいから卵焼きを作ってたこともあり、料理が得意だと自負していたのですが、
高校の調理実習で「オムレツ」を作ったとき、誰にでも褒めてくれる優しい家庭科の先生に
「これはスクランブルエッグですか?」と言われたことが今でもトラウマです。
みんなA評価だったのに僕だけC評価でした・・・

へこんでたら、友達に、
「これ、スクランブルエッグ風オムレツ?斬新だなー」とフォローしてもらったことを今でも覚えています。

持つべきものは良い友です。

 

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本日のまとめ

砂糖と塩を同じ量だけ混ぜると、しょっぱい
・ 閾値(いきち)は、刺激を感じるのに必要な最低限の量のこと
・ 心と体の健康のためには、良い味覚と良い友を持つことが大事です!
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