突然、母から電話が掛かってきて
「帰る途中に、スーパーで砂糖を買ってきて!」
と言われました。

しぶしぶスーパーに立ち寄り砂糖コーナーに行きましたが、「砂糖」という名前の商品が見当たりません。
「上白糖」と「グラニュ糖」が、いかにも砂糖っぽい雰囲気を醸し出してはいますが、いまいち違いが分かりません。

上白糖とグラニュー糖

結局、よく分からないので何も買わずに帰ったら怒られたよ、という人も、日本中に30人くらいはいるかと思います。

今日は、そんな人のために、「砂糖」と「上白糖」と「グラニュー糖」の違いをご説明します!

 

 

 

さて、そもそも砂糖の原料は何でしょうか?

このブログを愛読してくださってる、天才な読者の方ならご存知ですね!
(参照:砂糖、果糖、ブドウ糖はどれが一番甘いの?

 

そうです、砂糖の原料は主に
・さとうきび
・てんさい
です!

 

そして、多くの方がお分かりだと思いますが、
「上白糖」と「グラニュー糖」は、砂糖の一種です!

 

砂糖は、分類が複雑で、いろんな種類の名前があって覚えるのは大変です。
そこで、今日は主な砂糖の分類についてまとめましたので、見てみましょう!!

 

 

砂糖の分類

ざっくりと砂糖を分類すると、以下の図になります。

砂糖の分類3

 

・含蜜糖と分蜜糖

<含蜜糖>
サトウキビから搾った汁をそのまま煮詰めて作る糖です。
かりんとう等で使われる「黒砂糖」や、和菓子の原料となる「和三盆」などがあります。

 

<分蜜糖>
蜜を遠心分離機などで分けて、砂糖の結晶だけを取り出して作ります。

・双目糖(ザラメ糖)
・車糖(くるま糖)
・液糖
・加工糖
などがあります。

 

 

・双目糖(ザラメとう)

ザラメ糖は、結晶が大きくザラザラしているのが特徴です。
有名な福砂屋のカステラはザラメが有名ですね!おいしいです!

 

<グラニュー糖>
淡泊でクセがない甘みが特徴です。
コーヒーや紅茶に適しています。サラサラした感じの砂糖です。お菓子や料理にも広く使われます。
ザラメ糖の中では、最も結晶が小さいです。

ちなみに、「グラニュー」糖の語源は、”Grand New World”みたいな、「Grand New」糖ではありません。
残念ながら、そんなオシャレな語源ではいようです。
「Granulated(粒状の)」が由来となります。

 

<白双糖(しろざら糖)>
グラニュー糖より高純度で、上物です!一般人はなかなか手に入れられないようです(麻薬の話ではない)。
高級な菓子や飲料などに使われるようです。

 

<中双糖(ちゅうざら糖)>
グラニュ糖より大きめですが、純度は同じくらいです。
上白糖やグラニュー糖を取り出した後に残った糖液を、さらに煮詰めて結晶にする工程を数回繰り返しているので、糖液として加熱時間が長く、また表面にカラメルをかけているので色がついています。
独特の風味があります。煮物やおでん、福神漬けなどに使われます。

ザラメ糖

 

・車糖(くるまとう)

車糖とは、車だん吉さんが作った糖のことではありません。

グラニュー糖と比較し結晶が小さく、しっとりしていることが特徴です。
ソフトシュガーとも言われています。

車糖の中では、「上白糖」と「三温糖」が有名ですね。

車糖

 

<上白糖>
日本で最も使用されている砂糖です。日本で、砂糖といえば上白糖です!
(ただし、海外ではほとんど使われていない。海外では、砂糖といえばグラニュー糖)

どんな用途にもあう、万能的な砂糖です。

上白糖という名前ですが、下も白いです。

 

上白糖はグラニュー糖と比較し「しっとりしてる」ことが特徴ですが、なぜしっとりしてるんでしょうか?

それは、上白糖の表面に「転化糖」をかけているからです!!

 

転化糖とは?

ここで言う「転化糖」は、織田信長の野望のことではありません(それは天下統一です)。

「転化糖」は、砂糖を、ブドウ糖と果糖に(酸や酵素の働きによって)分解した甘味料のことです。

転化糖

 

細かくいうと、上白糖には、砂糖だけでなく、ほんのちょっとブドウ糖や果糖も含まれている、ということです。

 

つまり、上白糖とグラニュー糖は、
・結晶の大きさ
・食感
だけでなく
・味

も少し違うのです!!なんということだ!

 

 

<三温糖>
上白糖やグラニュー糖を取り出した後に残った糖液を、さらに煮詰めて結晶にする工程を数回(3回?)繰り返すことで、独特の色や風味がついた砂糖です。

「3回温める」ことから、「三温糖」と言われているようです(今は、どれだけ温めても三温糖と呼びます)。

加熱時間が長いことから、カラメル化反応が進み、上白糖やグラニュー糖に比べて雑味があることから、甘味を強く感じやすいようです。
煮物や佃煮などに使用すると、コクも感じ、おいしく仕上がります。

 

 

・液糖

いわゆるシロップです。

詳細はジュースに入ってる「果糖ぶどう糖液糖」とは?~食品添加物、ぶどう糖果糖液糖との違い~の記事をご参照ください!

 

 

・加工糖

<角砂糖>
グラニュー糖を四角に固めたもの。1個の重さが決まってるから、計量が簡単で扱いやすいです。
ホットコーヒーや紅茶に入れやすく、よく使われます。

 

<粉砂糖>
グラニュー糖を細かくしたもの。パウダーシュガーとも言われています。
デコレーション用として、チョコケーキやクッキーなどに使われることも多いです。

 

<氷砂糖>
大きな結晶で、とても純度が高いです。氷ではないけど、見た目が氷みたいなので、氷砂糖と言われます。
水に溶けるのがとても遅いため、梅酒などの果実酒を漬けて作るのに最適です。

 

 

さて、今日はいろんな砂糖のお話でした!
一言で「砂糖」といっても、いろんな種類があるんですね、勉強になりました!
今日の記事は、砂糖だけに、読者が殺到(さっとう)してくれることを期待しております笑。

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本日のまとめ

・「上白糖」は、しっとり。「グラニュー糖」は、サラサラ。
・ 上白糖は、転化糖(ブドウ糖と果糖)が表面にかかっている。
・ 傷口に砂糖を塗ると、傷が治りやすいらしい。
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参照:株式会社明治フードマテリアHP
参照:三井製糖HP