食べ物の色合いは、味のイメージに大きな影響を与えます。
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あなたは、これらの色を見て、どんな味を想像しますか?
文献「食品の色彩と味覚の関係」奥田弘枝氏ら 日本調理科学会誌Vol.35 No.1(2002)
に、「食べ物からイメージする色」について記載されております。
この文献によると・・・
甘味をイメージする色
⇒ ピンク色(赤色)
こんなドーナツを思い浮かべるのでしょうか(笑)
言われてみると、なんとなくピンクは甘い気がしてきます。
「林家ペー・パー子はどんな味?」と聞かれたら、たしかに、
「しいて言えば、甘い」と答えてしまいそうです。
酸味をイメージする色
⇒ 黄色
すっぱい⇒レモン という発想からでしょうか。
黄色が「酸味」のイメージ堂々第一位となりました。
黄色いソフトクリームは、なんとなく、すっぱい感じがしますね。
苦味をイメージする色
⇒ 茶色
焦げて、苦くなっちゃったイメージが強いのでしょうか?
チョコは、確かに、甘くて苦いですね。
カカオ99%のチョコは苦くて食べれません!
塩味をイメージする色
⇒ 青色
青い海の水がしょっぱいから?
青色を見ると塩味をイメージするようです。
スライムは、しょっぱい??
うま味をイメージする色
⇒ オレンジ色
肉のうま味からイメージするのでしょうか?
(肉は茶色のような気もしますが、、、)
スライムべスは、きっと、味噌汁のような味です^^
というわけですので、
赤いコップと青いコップに入ったジュースは・・・赤いコップのジュースの方が甘い!と考えられます。
そう言われると、赤いコップのほうが甘そうです。
味覚診断など、官能評価をする場合は、「色」で味の評価が変わってしまわないように注意が必要ですね。
おまけ:食欲を増進させる色
赤、オレンジ、黄色の「暖色系」の色 ⇒ 食べたい!
青、紫、水色などの「寒色系」の色 ⇒ 食べたくない!
という結果でした。
家族にご飯をたくさん食べてもらいたいときは、オレンジ色の器に入れると良さそうです!
逆に、「青い食べ物しか食べない!」と決めれば、ダイエットできそうですね。
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本日のまとめ
・ピンク(赤)⇒ 甘い! 青 ⇒ しょっぱい!
・暖色系の色は食欲を増進させる
・「青色ダイエットめがね」という商品があるらしい
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