みなさん、嫌いな食べ物は何ですか?
こう聞かれたら、私は、「ピーマン」と答えます。
小学生の頃、給食で「ピーマンの肉詰め」が出た時は、「なんでわざわざピーマンに肉を詰めるんだ、肉だけでいいのに!激おこぷんぷん!」と憤慨していました。皆さんも、ピーマン残して、中の肉だけ食べて先生に怒られた経験のある人も多いはず。
「大人になればピーマン食べれるようになるよ」と言われていたのですが、いつまでたっても苦手です。もう30歳なのですが、まだ大人になりきれていない、ということでしょうか・・・いやいやそんなバカな、もう大人ですよ!!むしろ、他の人が、何をきっかけにしてピーマンが食べれるようになったのか、すごく不思議です。
というわけで、今日は、「ピーマン嫌いを克服」するための方法を調べてみました!
「ピーマン嫌い」を克服するための7つの方法
アンケートによれば、子供がピーマン嫌いな理由は、「苦さ」と「臭い」です。
この「苦さ」と「臭い」を低減させることができれば、ピーマンを好きになるかもしれません!
1.ヘタが六角形のものを選ぶ
スーパーに売っているピーマンを観察すると、「ヘタが五角形」のものと「ヘタが六角形」のものがあります。
五角形よりも、六角形の方が甘いと言われています!
(一般的に、角が多い⇒栄養が多いから)
スーパーでピーマンを選ぶときは、ヘタに注目してみましょう。
2.縦に切る
ピーマンは、繊維が縦に沿っています。繊維に沿って縦に切ったほうが、青臭い成分が揮発しにくく、苦味を感じにくくなります!(横に切ると繊維が壊れて、臭いが強くなる)
「食感」としても、繊維に沿って縦に切ったほうが、シャキシャキ感が残ります(チンジャオロースでピーマンが縦切りなのもこのため)。
しかし、あの「青臭さ」をピーマンの長所として捉えるならば、横に切る(輪切りなど)ほうが良い、とも言えます。
3.油通しする
苦味成分といえば、コーヒーの「カフェイン」やゴーヤの「イソフムロン」が有名ですが、ピーマンの苦味成分について、これまで分かっていませんでした。
ところが、2012年に、タキイ種苗とお茶の水女子大学の共同研究発表により、ピーマンの苦味成分は、「クエルシトリン」(+香り成分)であることが分かりました。
この「クエルシトリン」はドクダミなどに含まれているポリフェノールの1種です。
この「クエルシトリン」(+香り成分)は、油に溶ける性質があるため、「油通し」をすることにより苦味が低減します!
「油通し」とは、炒める前に一度油にくぐらせることです。手間のかかる作業なのですが、、中国でも家庭や庶民的な食堂では見られない、中~上級の中華料理店の技術らしいです。
4.「赤ピーマン」を買う
ピーマンと赤ピーマンの違いは何でしょうか?
実は、普通の緑色のピーマンは「未成熟」のもので、赤ピーマンが「成熟」したものなのです。
赤ピーマンは、普通のピーマンと比べて
・甘い(糖度が高い)
・栄養がある
というメリットがあるのですが、
・長期間保存できない(腐りやすい)
・食感が良くない(シャキシャキ感がない)
・高価
というデメリットもあります。
(人によっては、苦くない、ということもデメリット)
5.「パプリカ」を買う
さて、ピーマンとパプリカは何が違うのでしょうか?
実は、ピーマンも、パプリカも、基本的には同じ「唐辛子の一種」なのですが、品種が違うだけ、なのです。
(イチゴで例えると、「あまおう」と「とちおとめ」の違いみたいなもの)
見た目の違いとしては、「ピーマン」は「シシ型」で、「パプリカ」は「ベル型」と言われています。パプリカのほうが肉厚で、やや大きいです。
ちなみに、パプリカも未成熟のものは緑色です。ピーマン⇒緑色、パプリカ⇒カラフル、というわけではありません。
パプリカも、赤ピーマン同様、ピーマン(緑)と比較し
・甘い
・栄養がある
のですが、高価です。
6.「こどもピーマン」を買う
ピーマンが嫌いな子供でも食べられるよう、独特の苦味と香りを抑えたピーマン。2010年にタキイ種苗から発表されました。
「こどもピーマン」は愛称で、正確な品種名は「ピー太郎」です。シシトウのような、細長い形をしています。
7.「フルーツピーマン」を買う
糖度が8度くらいある甘味の強いピーマン。
これは、昔、「ほこたて」という番組で取り上げられていましたね。
「フルーツパプリカ」ともいわれ、赤、黄、オレンジなどカラフルなものもあります。苦味がなくジューシー。品種には「アナスタシア」「スウィーピー」「セニョリータ」などがあります。
さてさて、今回お話した方法について、7つのうち4つが「普通のピーマンより高価なものを買う」ということになって、「金で解決すればいい」みたいな流れになってしまいましたが、そういうことを言いたかったわけではなく、「生産者の方が、工夫を重ね、より多くの人に食べてもらえるような品種のピーマンを開発している」ということをお伝えしたかったのです。
「嗜好性」は、一度定着すると、変えることは難しいです。
最初に甘めのピーマンを食べることにより「ピーマンはおいしい」と思うことが出来れば、その後、苦いピーマンもおいしく食べられるようになるはずです。
「ピーマン嫌いだからいらない」と諦めるのではなく、いろんな品種のピーマンを、いろんな調理法で試してみましょう!(と、自分に言い聞かせるようにします)
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本日のまとめ
・ピーマンは、縦に切りましょう。
・ピーマンは「シシ型」、パプリカは「ベル型」。どっちも唐辛子の一種。
・「嗜好性」はお金で解決できるかもしれません
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参照:野菜ナビ
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