日本人はみんな(?)お米大好きです!ごはん、おいしいですよね!
ご飯の美味しさは、お米の産地、品種(コシヒカリ、あきたこまち等)にも依存しますが、作り方(炊き方)によっても大きく変わると考えられます。
でも、普通の人は、炊き方の違いを比較するために、わざわざ2つの炊飯器からご飯を炊いて、食べ比べることはしません。とてもめんどくさいからです。
というわけで、「食べ比べ亭」に行って、パナソニック最新機種の炊飯器と、従来機種の炊飯器でご飯の食べ比べをしてきましたのでレポートいたします!
食べ比べ亭とは?
パナソニック「食べ比べ亭」は、炊飯器で炊いた美味しいごはんを食べてもらうだけでなく、炊飯器を通じて食の大切さ、日本の農業の大切さ、そして日本のモノづくりの大切さを伝えていくために、『日本の食文化を豊かにしたい』という想いを同じくする企業・団体様とのコラボレーションによる活動です。
(参照:PanasonicのWebサイト)
「日本の食文化を豊かにしたい」という思いは、当協会も同じです!素晴らしいです!
「食べ比べ亭」では、
米がおどる炊飯器「Wおどり炊き」(最新機種)と、おどらない炊飯器(従来品)で炊いたごはんの食べ比べ体験ができます。
最近は「食べ比べ亭」はCMでもやってますね!
CMを見て、おいしいご飯を食べ比べてみたくて、はるばる銀座に行ってきました。
銀座駅から徒歩1分、「東急プラザ銀座」の近くの、好立地にあります。
休日の昼過ぎに行ったのですが、最後まで行列が途絶えることはありませんでした。
ちなみに、銀座の「ソニー通り」沿いにあります。
(※食べ比べ亭の炊飯器はPanasonicです)。仲良しですね!
さて、待つこと約30分。ついに店内へ入ることができました!
早速、食べ比べ開始です!
左:米がおどる炊飯器(最新機種)で炊いたご飯
右:米がおどらない炊飯器(従来機種)で炊いたご飯
実際に食べてみると・・・
思いのほか、かなり味が違います!!
おどる炊飯器の方は、見た目もツヤツヤしているだけでなく、お米本来の香り・風味がとても豊かで、甘味も強いです!
(味は、トップにインパクトがあるというより、中味・後味まで甘味、風味が持続するイメージ)
パンフレットによると・・・
最新機種の炊飯器でご飯を炊くと、「おどりの効果」によって甘みが約10%アップし、また
米粒間のすき間が増えスチーム効果もアップし、よりハリ感が出るとのことです。
食べ比べをした方は、その後アンケートに記入しました。
Webサイト上にあるアンケート集計結果(10月3日までの2406人)によると、
95%の人が、最新機種の炊飯器「Wおどり炊き」のほうが、従来機種よりもおいしい!と答えたようです。
「食べ比べ亭」のアンケート結果やクチコミは本当に正しいの?
「食べログのクチコミや点数が操作されているのでは疑惑」のニュースもあり、昨今、クチコミの信頼性が揺らいでいます。
クチコミ、やたら高評価ばっかりだと逆に不安になりますよね!
私はクチコミを見るのも結構好きなのですが、低評価のクチコミは切れ味が鋭くて面白いです。
「すべての料理が驚くほどマズイ。マザー・テレサでもキレるレベル」
「ちぎっただけのレタスが出された。私はウサギじゃない」
「バイキングに行ったのに、おかわりしたら怒られた。なんて日だ!」
「お寿司にワサビが大量に入ってて食べレナイヨ!」
低評価のクチコミがあると、ヤラセじゃないことが分かって少し安心しますね笑。
というわけで正直、この「食べ比べ亭」について、私も半信半疑でしたが、
実際に食べてみて、 炊飯器の違いによる美味しさの差をハッキリと感じることができました!
ただ、このアンケート結果をそのまま受け取ってよいのかどうかは、やや疑問が残ります。
この食べ比べを「官能評価」と考えるならば、特に気になる点が3つありました。
1.ご飯の器が違う
「Wおどり炊き」と「非搭載機種」では、ご飯の器が違います。
「Wおどり炊き」のほうが、なんとなく美味しそうに見える器、とも言えます。
周りを見たところ、器はランダムというわけではなく、決まってこの器にしているぽいです。
器によって、見た目の印象も変わりますし、
「赤いコップと青いコップに入ったジュースはどっちが甘い?~食品の色彩と味覚の関係~」の記事の通り、
色も、味に影響を与えます。
よって、正確に評価をしたいのであれば、ご飯の器は同じにすべきでしょう。
2.ご飯の温度が違う
私に提供された2種のご飯では、
「Wおどり炊き」のほうが温かく、「非搭載機種」のほうが、やや冷めている感じでした。
「Wおどり炊き」のほうが、「炊きたて」の可能性が高いです。
(「Wおどり炊き」のご飯は、その後のランチにも使用されるため、たくさん炊く必要があり、ちょくちょく炊き直してると思われるが、「非搭載機種」のご飯は、食べ比べにしか使用されないため、1つ(か2つ)の炊飯器で足りてしまうので、最初に炊いてから保温され続け、炊き直すことはないと思われる)。
今回の2種のご飯については、温度も違えば、「炊きたて度合」も違う可能性が高いと考えられます。
正確に評価するためには、「同じタイミング」でご飯を炊き始めて、「同じ温度」で提供する必要があります。
3.ブラインド評価でなく、アンケートの選択肢が2択しかない。
この評価は、炊飯器の「最新機種」と「古い機種」との比較であり、ある意味、食べなくても、どっちがおいしいのか推定できます。ブラインド(目隠し)での評価ではなく、情報がオープンなため、どうしても情報が先行して「最新機種のほうがおいしい」と思いこみやすいです。
更に、選択肢が
・最新機種のほうがおいしい
と、
・従来機種のほうがおいしい
の2択しかないため、
「どっちも同じくらいだな」と思ったとしても、一般的な常識の持ち主であれば「最新機種のほうがおいしい」と答えるでしょう。
(もし「古い機種のがおいしい」と答えると、心理学的に「認知的不協和」の状態になる)
なので、実は2つとも全く同じご飯を提供したとしても、
今回と同様のアンケートをすると「最新機種のほうがおいしい」と答える人が非常に多いと推察されます。
正確に評価をしたければ、ブラインドで評価するか、せめて選択肢に「どっちも同じくらいおいしい」を入れるべきでしょう。
ランチ情報(おまけ)
食べ比べの後は、ランチを美味しく頂きました。
「儀兵衛の全国お供おどり御膳 1720円」
「石川県産コシヒカリと鯵の三色御膳 1720円」
どちらも、とても美味しかったです!
ご飯は食べ放題なのですが、おいしすぎて(お腹もすいてて)5杯もおかわりしてしまいました!
お茶漬け用の「おだし」も付いているのですが、ほうじ茶を用いた鰹と昆布の一番だしで、一般的なお茶漬け屋さんの出汁と一味違っておいしかったです!
というわけで、大満足な体験でした!
また行きたいです!みなさんもぜひ!オススメですよー
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本日のまとめ
・炊飯器によって美味しさは変わる可能性が高い
・正確に食べ比べ評価をする際は、同じ条件で実施しましょう
・ 「食べ比べ亭」は、お米も心も踊る店
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