みなさん、「核酸」って何なのか分かりますか?

ヒトの遺伝情報を保持している「DNA」は、「核酸」です。
コロナが有している「RNA」も、「核酸」です。
そして、成分にも、「核酸」があるのです。

今日は、「DNA]と「RNA」のなど、「核酸」に関して詳しくご説明します!

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核酸とは?

みかくん「ねえミカさん、”核酸”って何か知ってる?」

ミカさん「もちろんよ!水戸黄門の愉快な仲間たちのことね」

格さん「え?呼んだ?」

みかくん「それは核酸じゃなくて”格さん”だよ。助さん格さん」

ミカさん「間違えちゃった。恥ずかしいからTwitterでリツイートしないでね」

みかくん「それは”拡散”だね」

ミカさん「この前、ピン芸人のアキラ100%に会ったけど、全裸なのにお盆を持ってなかったわ」

みかくん「それは、”隠さん”だね。ちゃんとお盆で隠してください」

ミカさん「えっと・・・核酸は、料理人のこと?」

みかくん「それは核酸じゃなくて”コックさん”だね」

ミカさん「榮倉奈々の旦那さんかな」

みかくん「それは賀来さんだね。賀来賢人さん」

ミカさん「分かったわ!核酸は、藤井聡太くんの指し手ね」

みかくん「それは核酸じゃなくて3三角だね。・・・あの、そろそろ真面目に答えて欲しいのですが」

ミカさん「真面目に答えると、核酸については全く知らないわ」

みかくん「ものすごく無駄なだったね」

 

 

 

核酸を一言で表すと?

核酸とは、一言で表すと、DNAとRNAの総称です。

DNA・・・デオキシリボ核酸(DeoxyriboNucleic Acid
RNA・・・リボ核酸(RiboNucleic Acid

 

 

 

DNAとRNAとは?

みかくん「ねえミカさん、DNAとRNAの違いは分かる?」

ミカさん「もちろんよ。DNAはラミレスが監督してた球団ね」

みかくん「それは横浜DeNAベイスターズのことだね」

ミカさん「え?違うの?」

みかくん「ベイスターズのほうは、DNAじゃなくてDeNAだよ」

ミカさん「ほぼ同じだし、老眼の人は判別不能だから正解でいいわ」

みかくん「正解じゃないよ。ラミレス監督は核酸じゃないから」

ミカさん「次はRNAね。RNAは、吉岡里帆さんと千葉雄大くんがCMやってるやつだわ」

みかくん「それは、URでアール、ってやつかな」

ミカさん「実はあれ、URでアール、の後に、小声でエヌ、エーって言ってるのよ」

みかくん「え?URでアールエヌエーって言ってた?」

ミカさん「でも、URでアールエヌエーだと意味不明ね」

みかくん「そもそも、URでアール、ですら特に意味はないと思うけど」

ミカさん「とにかく、RNAは、URではあーりません」

みかくん「・・・。では、RNAは何なのでしょうか?」

ミカさん「RNAは、私が飛行機に乗る時によく使う航空会社よ」

みかくん「ん、どういうこと?」

ミカさん「JALよりRNAのが好きだわ」

みかくん「それは、RNAじゃなくてANAだね」

・・・このままでは話が全く進まないので、みかくんとミカさんの会話はここで強制終了とさせて頂きます。

 

 

 

核酸の基本骨格

核酸は「ヌクレオチド」が連なったものです。

 

「ヌクレオチド」は

(五炭糖)
・リン酸
から構成されています。

 

 

核酸は、この「ヌクレオチド」が、ホスホジエステル結合で連なった体高分子です。

 

 

いまいちよく分からないよ、という方も多いかと思いますので、ヌクレオチドの具体例を挙げてみます。

ヌクレオチドを構成する
塩基・・・アデニン
糖・・・リボース
のものを、アデニル酸(アデノシン一リン酸(AMP)と言います。

 

 

なお、生体のエネルギー通貨である「ATP(アデノシン三リン酸)」について、生物を勉強したことがある方は聞いたことがあるのではないでしょうか。
ATPは、アデニル酸のリン酸が3つのバージョンのことです。

(参照記事:梅干しやレモン、すっぱい食べ物はなぜおいしい?~クエン酸の機能~

 

 

 

DNAとRNAの違い

DNAとRNAは、ヌクレオチドを構成する糖(五炭糖)の種類が違います。

DNA・・・デオキシリボース
RNA・・・リボース

 

 

 

核酸の種類

核酸の種類の違いは、主に、塩基の違いによって決まります。
※糖の違い(デオキシリボースか、リボースか)もあります。

 

 

塩基の種類

塩基には様々な種類がありますが、代表的なものは、A、G、T、Cです。
の勉強をしたことがある方は、A、G、T、Cと聞いたことがあるのではないでしょうか?)
A:アデニン
G:グアニン
T:チミン
C:シトシン

・塩基がアデニンのヌクレオチド ⇒ アデニル酸
・塩基がグアニンのヌクレオチド ⇒ グアニル酸
・塩基がチミンのヌクレオチド  ⇒ チミジル酸
・塩基がシトシンのヌクレオチド ⇒ シチジル酸
と言います。

 

 

 

代表的な「うま味」成分

うま味成分はいろいろありますが、代表的なものは以下の4種です!

<グルタミン酸ナトリウム>
・昆布ダシのうま味成分
アミノ酸の一種

<イノシン酸ナトリウム>
・鰹ダシのうま味成分
核酸の一種

<グアニル酸ナトリウム>
・椎茸(キノコ類)のうま味成分
核酸の一種

<コハク酸ナトリウム>
・貝類のうま味成分
有機酸の一種

※グルタミン酸については「うま味は100年前に日本人が発見!~うま味成分と合わせダシの秘訣~」の記事をご参照ください。

※コハク酸については「貝類に含まれる「コハク酸」とは?~うま味成分まとめ~」の記事をご参照ください。

 

 

イノシン酸(鰹節のうま味成分)やグアニル酸(椎茸のうま味成分)は、核酸系(核酸を構成するヌクレオチド)のうま味成分になります。

 

 

なお、実は、うま味調味料である「味の素」にも、グルタミン酸だけでなく、核酸(イノシン酸とグアニル酸)も含まれています。

 

 

 

以上、今日は「核酸」のお話でした!
今日の内容を覚えられれば、あなたはもう立派な「核酸マニア」です(笑)。

核酸の話は、どんどん拡散していただけると嬉しいです!

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本日のまとめ
・うま味成分の「イノシン酸」と「グアニル酸」は、核酸の一種。
・DNAの糖は「デオキシリボース」、RNAの糖は「リボース」
・核酸は、塩基と糖とリン酸から出来ている。
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関連記事:貝類に含まれる「コハク酸」とは?~うま味成分まとめ~

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