暑い夏が終わり、、やっと少し涼しくなってきましたね。
涼しい部屋の中で「レモンサワー」を飲んで、
自粛で楽しみきれなかった夏を取り戻しましょう!!
ということで今回は、「レモンサワー」の飲み比べ(味覚評価)です。
「ストロングゼロ」「氷結」「檸檬堂」について、
味の違いや、どれが美味しいか、を評価しましたので、
是非みなさんのお気に入りの「レモンサワー」を見つけてください!
以下3種類の「レモンサワー」について、味覚評価(飲み比べ)を行いました。
「ストロングゼロ」【サントリー】
「氷結」【キリン】
「檸檬堂」【コカ・コーラ】
(2020年1月7日に日本味覚協会の評価者4名にて官能評価を実施)
見た目は、「ストロングゼロ」がやや白っぽく濁っています。
一方で、「氷結」は、澄み渡っていて、ぱっと見は炭酸水のようです。
そして、「檸檬堂」は、実際のレモンを絞ったような色味で、黄味がかっています。
栄養成分表示
「レモンサワー」の栄養成分表示は、以下のようになります。
「ストロングゼロ」は、糖類ゼロと書かれていることからも分かるように、
「氷結」や「檸檬堂」と比べて、糖質(炭水化物)がかなり少ないことが分かります。
しかし、「ストロングゼロ」は、カロリーは1番高いです。
これは、アルコール自体に、1gあたり7.1calのカロリーがあるからです。
よって、アルコール度数9%と最も高い「ストロングゼロ」のカロリーが、
「氷結」や「檸檬堂」と比べ、高くなっていると考えられます。
※アルコールのカロリーには、
糖質、脂質、たんぱく質などの栄養素が含まれていないので、
「エンプティーカロリー」と呼ばれています。
レーダーチャート
今回は、レモンサワーの味の要素として、
1.レモンの酸味
2.甘味
3.レモンの苦味
4.キレ
5.後味のスッキリ感
6.炭酸の強さ
7.お酒感
の7項目を設定し、
各項目について5点満点で味覚評価(採点法)を行いました。
結果は、以下の通りです。
緑色が、「ストロングゼロ」、茶色が「氷結」、赤色が「檸檬堂」を示します。
それぞれのレモンサワーの特徴を見ていきます。
「ストロングゼロ」の特徴
「ストロングゼロ」は、非常にキレがあります。
また、アルコール度数が、9%と最も高いことから、非常にお酒感が強く、
レモンの甘味と酸味は、弱かったです。
その分、食事のときに飲んでも、食べ物の味を邪魔することなく、
飲むことができると思います。
「氷結」の特徴
「氷結」は、まさに定番のレモンサワーという印象を受けました。
酸味、甘味、お酒感のバランスが良いうえに、
レモンの果汁感が強く、後味も爽やかでした。
「檸檬堂」の特徴
「檸檬堂」は、レモンの甘味、酸味、苦味が強く、爽やかなレモンの香りがして、
本物のレモンを絞ったような味でした。
甘味も強いので、お酒というよりもジュースのようです。
後味も、爽やか!というよりも、やや甘ったるさが舌に残る印象を受けました。
おいしさの評価
これらを受けて、日本味覚協会では、僭越ながら
各個人が感じた「おいしさ」について、5点満点で評価をさせて頂いております。
その結果はこちらです!
レモンサワーのおいしさのポイントとなったのは、
「お酒感と、レモンの甘味・酸味・苦味のバランス」です。
「ストロングゼロ」は、非常にお酒感が強く、あまり飲み進めることができませんでした。
(評価者に強いお酒感が苦手な人が多かったため、点数が低くなったと考えられます)
「檸檬堂」は、レモンの甘味、酸味、苦味を強く感じることができましたが、
お酒感がやや弱く、ジュースのようだったことに、やや物足りなさを感じてしまいました。
そして、今回は、レモンの酸味、甘味、苦味のバランスが良く、
お酒感もちょうどよかった「氷結」が、見事1位になりました!!!
なお、日本味覚協会ではこのような味覚評価(商品評価)をインスタグラムにて公開しています。
よろしければフォローしてみてくださいね!
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本日のまとめ
・「ストロングゼロ」は、とにかくキレが強い、アルコール度数9%は、きつーい。
・「氷結」は、レモンの酸味、甘味、苦味、お酒感、すべて丁度良い、定番。
・「檸檬堂」は、本物のレモンを絞ったようなジュースみたいで甘くておいしい。
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