食べ物がおいしいかどうかは、
「味覚」だけではなくその他の五感も使って総合的に判断されます。
具体的に言うと、その他の五感には
【視覚】料理の外観(見た目 など)
【聴覚】食べ物が焼ける音(ジュージュー など)
【触覚】食感
【嗅覚】香り/風味
がありますが、
この中で、どれが一番おいしさに影響しているのでしょうか?
本日は、「おいしさを判断するときに重視する五感」に関するアンケート調査結果をご紹介します。
おいしさと五感に関する調査として、以下のアンケートを実施しました!
【設問】
食べ物のおいしさを判断するときに、味(味覚)以外で最も重視するのはどれですか?
【選択肢】
・見た目(視覚)
・食感(触覚)
・香り(嗅覚)
※聴覚はたぶん最下位だと思ったのでそもそも選択肢から外しました。
この3つの感覚は、どれも重要だと思うし、
なおかつ、人によって重視するものがわかれるようにも思います。
ちなみに私はダントツで食感(触覚)重視派だと自覚しています。
みなさんはどの五感がおいしさに影響していると考えているのでしょうか?
237名の方に回答いただきました。
ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
それでは、結果を発表します!!!
第3位 見た目(視覚) 27%
最下位の第3位は、見た目(視覚)でした。
最下位といっても、この3つの感覚は非常に競っており27%の票を獲得していますので、
4人に1人以上は「視覚」を重視しているということがわかります。
上記の画像は(生成AIに作ってもらいました)
インスタ映え、のような、カラフルな見た目になっていますが、
映える=おいしそう、という訳でもありません。
色鮮やかではないけどおいしそうに感じる料理の見た目、というものもあると思います。
茶色の料理が美味しそう!という視点で見た目を重視する方もいるのではないでしょうか。
参考記事:赤いコップと青いコップに入ったジュースはどっちが甘い?~食品の色彩と味覚の関係~
また、
見た目と、実際に食べて感じた味とのギャップ
もおいしさに影響する要素だと思います。
あれ、思ってた味と違う、、、
となったときのがっかり感は多くの人が体感したことがあるかもしれませんね。
第2位 食感(触覚) 34%
第2位は、食感(触覚)でした!
得票率は34%。およそ3人に1人が食感を重視するという結果でした。
実は、日本人は他の国よりも特に食感を重視していると考えられており、
その根拠として、食感を表す言葉が他の言語よりかなり多いとされています。
参考記事:食感のオノマトペとは?よく使われる”食感ワード”ランキング!
私自身の話になりますが
「じゃがいも」や「ポテトチップス」はそれほど好きじゃないのですが、
「じゃがりこ」は大好きなので、
あのカリッとした食感が、おいしさにかなり影響を与えているんだろうな、と思っています。
第1位 香り(嗅覚) 38%
第1位は、香り(嗅覚)でした!
味覚と嗅覚は非常に密接な関係ですので、第1位だろうとは予想していましたが、
思ったより僅差だったな、という感想です。
やっぱり、いい香りがするものがおいしいと感じるし、
味だけがよくて香りが悪いものは、まずいと感じやすいですよね。
また、味と香りは混同しやすいですので、
本当は香りが良い(悪い)のに味が良い(悪い)と感じちゃっていることも多いのではないでしょうか。
また、厳密に言うと、嗅覚には、
鼻からクンクンとかおるもの(香り)と、
口から鼻に抜けてかおるもの(風味)がありますので、ご参考にしてください。
参考記事:においの分類とは?~香りと風味、フレグランスとフレーバーの違い~
調査結果をまとめると、以下の通りです。
以上!本日はおいしさと五感に関するアンケート調査のご紹介でした!
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本日のまとめ
・おいしさを判断するときに「味覚」以外で最も重視する五感は「嗅覚」。
・食感(触覚)と見た目(視覚)もかなり僅差。
・何事に対しても嗅覚が鋭い人になりたいです。
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関連記事:味覚と温度の関係とは?~温度による味の感じ方の違い~
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