おやつの大定番、ドーナツ。
ドーナツといえば、ミスタードーナツが有名ですよね。
ミスドで一番好きなドーナツは何か、という話は、
どんな人とも、まあまあ盛り上がるので、そこそこの仲の人(初対面の人や初デートのとき)
の話題にぴったりだと思います。
そんなドーナツですが、実は今、第5次ドーナツブームと言われています!
いつの間にこれまで4回も流行ってたの!?と思った方は是非ご覧ください。
ドーナツブームの変遷
冒頭でも触れましたが、現在、第5次ドーナツブームが来ています。
一説には第3次とも言われていますが、それは2000年代以降のブームから数えているようなので、
今回はもう少し古くからの流行にも焦点を当てたいと思います。
【第1次ドーナツブーム】
1971年。「ミスタードーナツ」が日本に初上陸した年です。
ミスドが来たのって50年以上も前なんですね!
それまでは、家庭でベーキングパウダーを使ってつくるドーナツが一般的だったようです。
そこにイースト生地を使用したアメリカ式のドーナツが広まったとのこと。
※今でもドーナツのレシピを調べると、
ベーキングパウダーを使ったものと、イースト菌を使ったものが両方出てきます。
ベーキングパウダーを使ったものを「ケーキドーナツ」、
イースト菌を使ったものを「イーストドーナツ」といって区分しています。
【第2次ドーナツブーム】
2003年。ミスドの「ポン・デ・リング」が大ヒットしました!
もちもち食感革命ですね。
20年以上前の大ヒットではありますが、今でもミスドのドーナツの一番人気のようです。
冒頭で触れた、ミスドで一番好きなドーナツはどれ?という話題になったときには、
ポンデリング派とオールドファッション派で論争になりやすいです。
【第3次ドーナツブーム】
2006年。「クリスピー・クリーム・ドーナツ」が日本に初上陸しました!
クリスピークリームドーナツはものすごーく流行ったのを覚えています。
ハロウィンや、クリスマスの季節限定商品があり、目で見ても幸せ、食べても幸せなドーナツですね。
【第4次ドーナツブーム】
2013年の「クロワッサンドーナツ」が第4次と言われています。
(正直なところ、私はあまりピンときていませんが、、、)
ニューヨークの「ドミニクアンセルベーカリー」が販売して、世界的に流行した模様です。
【第5次ドーナツブーム】
そして、約10年の時を経て現在、第5次ドーナツブームが到来しました!
第5次ドーナツブームのキーワードは、「生ドーナツ」です。
生ドーナツって何?
「生」という言葉のイメージを考えると、
揚げる前の生地の状態のドーナツのこと?と思った人もいるかもしれません。
安心してください。揚げてますよ!
では、揚げているのに「生」ってどいういうことなのでしょうか?
ここで、他の「生」が付く食べ物について考えてみましょう。
生じゃないのに生が付く食べ物(例)
【生チョコ】
従来は、板チョコのようなパキッという食感の硬いチョコレートが主流でしたが、
生クリームが練りこまれた、とろけるような食感の「生チョコ」が発売されブームになりました。
※1988年に神奈川県の「シルスマリア」という洋菓子店から販売された生チョコがブームのきっかけと言われています。
【生キャラメル】
有名な「花畑牧場」がブームの火付け役ですね。
噛むと必ず歯につまてしまうような硬い食感が一般的だったキャラメルに対して、
やわらかく、とろけるような食感が「生キャラメル」の特徴です。
【生食パン】
食パンといえば、それまでトーストしてサクサクにした後にバターやジャムを塗って食べるイメージでした。
そこに、焼かなくても耳までやわらかくふわふわ、しっとりとした食感の「生食パン」が登場しヒットしました。
つまり「生食感」とは?
過去の「生」と名前が付く食べ物から考察すると、
・従来のメジャーなものから一線を画す「新感覚」な食感のもの
・やわらか、ふわふわ、とろける、しっとり、なめらか、等のオノマトペが用いられる
という条件を満たすことが「生食感」と言える、と考えられます。
※参考記事:食感のオノマトペとは?よく使われる”食感ワード”ランキング!
どれだけやわらかくても、そもそもしっとりしている食べ物は「生」とは言えないし、
新感覚だとしても「めちゃくちゃ硬くて新食感!」のものは「生」とは言わない、
ということですね!
【参考】新感覚なチョコレート!「味覚検定チョコ」
新感覚なチョコレート!と言えば「味覚検定チョコ」を知っていますか?
※生チョコではありません。
食べるだけで自分の味覚が良いか、悪いかをチェックできる、新感覚チョコです!
バレンタインには大好評で品薄になってしまいご迷惑をおかけしました。
ホワイトデーも非常にご好評頂いています。
是非この機会にご自身あるいは親しい方の味覚をチェックしてみてはいかがでしょうか!?
以上!今日は生ドーナツ・生食感に関するお話でした!
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本日のまとめ
・2025年は第5次ドーナツブームで、生食感が特徴。
・生食感とは(1)従来とは違う新感覚、(2)やわらか、しっとり等、が条件。
・ぬれ煎餅は、生煎餅って言っても良い。
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