苦味のある食材を食べると、なんとなく「まずい」って感じることが多いですよね。

苦味は毒物のシグナルであるため、本能的に嫌う味であることがわかっています。
(ちなみに、酸味は腐敗のシグナルです)

人間は毒を摂取しないために、苦味に関する受容体(センサー)をたくさん(25種類)持っています。

※参考記事:味覚の良さは遺伝子が関係してる?~苦味遺伝子~

ですので、本来は苦味を様々なパターンで表現すべきなのですが、
日本語は「苦い」の1種類しかないので、明確にどんな苦さかを区別していない人も多いように思います。

ただ、好き嫌いについては区別できていますよね!

そこで、今回は苦味を持つ代表的な食べ物について、「どれが一番嫌いか」を調査しました。

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苦味は、(前述の通り)毒物のシグナルであるため、
特に子供の頃は嫌いと感じやすい味ですが、

大人になり食経験が重なるにつれ、「この味は安全だ!」と体が覚え、
やっと「おいしい!」と感じることができるようになります。

 

そのため、基本五味は一般的に年齢が若い方が味を感じやすいのですが、
苦味だけは年齢が高い方が感じやすいというデータもあります。

※参考記事:苦味感度と年齢の関係は?~若い方が味覚が良いわけではない?~

 

ただ、食経験を重ねていない人(いわゆる「食わず嫌い」の人)は、
大人になっても嫌いなまま、という方が一定数いるように思います。

 

 

というわけで、今回の調査です!

代表的な苦味のある食べ物として、以下5食品をノミネートしました。

・ピーマン
・ゴーヤ
・ウニ
・ビール
・コーヒー

 

これらのうち、一番嫌いな食品はどれ?
という設問に対し、229名の方に回答いただきました。

ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

 

 

では、さっそく結果を発表したいと思います!

 

 

第4位:コーヒー(6%)※同率

嫌いな食べ物ランキングの最下位は、同率で2食品が並びました。

1つ目は、コーヒーです!

コーヒーは私は毎朝欠かさず飲むほど大好きですが、
嫌いな人も多い印象がある飲み物です。

ですが、意外にも最も嫌われていないという結果に!

 

ちなみに、コーヒーの苦味成分は、「カフェイン」です。

3大苦味成分の1つで、最も有名な苦味成分と言ってよいでしょう。

※参考記事:コーヒーとビールとゴーヤの苦味成分は違う?~3大苦味成分の覚え方~

 

今回の結果から、
カフェインの苦味はあまり嫌われていない、と言い換えることもできるのではないでしょうか。

 

 

第4位:ピーマン(6%)※同率

ランキング同率最下位のもう一つは、ピーマンでした!

ピーマンと言えば、子供が嫌いな食べ物の定番という印象ですが、
なんと最も嫌われていないという結果に!

 

ちなみに、ピーマンがなぜ苦いのか?については、実は最近までわかっていませんでした!
食べてみたら苦いけど、何が苦いのかはわからないままこれまでみんな生きてきたわけですね・・・

しかし!2012年の報告(タキイ種苗×お茶の水女子大学)により、
ピーマンが苦いのは、「クエルシトリン」という渋み成分と、
「ピラジン」という香気成分によるものだと明らかにされました。

なお、私たち日本味覚協会の調査によると、
「ピーマンが嫌いな人ほど苦味を感じやすい」
という実験結果があります。面白いですね!

※参考記事:ピーマンが嫌いな人は苦味を感じやすい?~苦味感度と嗜好性の関係~

 

 

第3位:ウニ(22%)

第3位は、ウニでした!

ウニには、ピーマンやゴーヤ、ビールやコーヒーとは違う、
なんとも言い難い苦味や渋みがあることが一般的ですよね。

なお、ウニに苦味がある要因は、
・ウニ自体に苦味がある(餌による)
・鮮度が落ちている(身溶けしている)
・保存のためのミョウバンをたくさん使っている

に分類できると考えます。

逆に言えば、
いい餌を食べて育った、新鮮で、ミョウバンを使っていないウニは、
苦くないということなのです!

ただ、そういうウニはやっぱり高級で、なかなか食べる機会がないのが現実的なところ。。。

たまの御馳走で、おいしいウニを食べたいですね!

 

 

第2位:ゴーヤ(31%)

第2位は、ゴーヤでした!

ゴーヤって、正直ゴーヤチャンプル以外であまりお目にかかることのない食材だと思いますが、
数少ない機会でもインパクトは強く、嫌いな食べ物ランキングで上位に輝くことになりました。

 

なお、ゴーヤの苦味成分は「ククルビタシン」。
ピーマンとはまた少し違った、強烈な苦味がしますよね。

3大苦味成分の一つで、キュウリなどのウリ科植物に含まれます。

 

 

第1位:ビール(34%)

第1位は、ビールでした!

ビールが1位という結果は、正直意外でした!

ビールには3大苦味成分の一つである「イソフムロン」が含まれており、
もちろん苦くて嫌いという人が一定数いることは理解していますが、
苦味の強度としてはゴーヤやピーマンの方が上なのではないか?と感じていました。

なので、強度というより質的な部分でイソフムロンの苦味が嫌われたのではないか、と思います。
(あるいは、ビールというより飲み会の雰囲気込みで嫌いという人がいた可能性もありますね)

 

 

以上、本日は苦味を含む食材のうち、最も嫌いな食べ物は何?ランキングでした!

 

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本日のまとめ

・苦くて嫌いな食べ物ランキング第1位は、ビール!
・第2位は、ゴーヤ。第3位は、ウニ。ピーマンとコーヒーは嫌われてない!
・苦味があるのに嫌われない人になりたいものです。

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