11/5~11/7の3日間、愛知県名古屋市にて開催された
日本最大級異業種交流展示会「メッセナゴヤ2015」に出展致しました。
展示会では、当協会が開発する「味覚検定チョコ」について
330名の方に試食をして頂きましたので、その結果を報告させて頂きます!
今回試食いただいた「味覚検定チョコ」は、
・普通のチョコレート(おいしいよ)
・普通のチョコレートに、ほんっっっのちょっとだけ苦味成分を加えたもの
の2種類を食べて、どちらの方が苦いかを当てる!というものでした。
3人のうち2人が正解!という結果になりました!
この「味覚検定チョコ」、苦味成分がほんとに絶妙な濃度で入っています。
そのため、食べていただいた後、
どちらが苦いか、
・すぐわかる人!
・自信ないけどなんとなくこっちかな、という人!
・わからない人!
と反応が見事に分かれました!
お子様連れの親子で、お子さんはわかるけど親御さんはわからない、といった状況が見られたり、
お友達同士で、「いっせーのーで」で答えを指さしてもらい、お互いの答えが違っていたときには、「えー!」と大きな声でリアクションして頂いたりと、
みなさん楽しみながら回答していただけたのかなと思います。
ちなみに、苦味とは基本5味(甘味・塩味・酸味・苦味・うま味)のうちの1つです。
※当ブログ『味の分類~5つの基本味「五味」~』参照
また、一般的に、味覚は年齢とともに衰えるもの、ということが言われていますが、
※当ブログ『味覚は衰える?~年齢と味蕾の数の関係~』参照
当協会の調査によると、
特に「苦味」については、大人になっても味覚が衰えにくい!ことがわかっています!!
今回の「味覚検定チョコ」による調査でも、以下のような結果となりました。
苦味以外の味覚の感知力(特に塩味・酸味)については、
若い世代(~29歳)が一番高く、年齢が上がるにつれて下がっていくのですが、
「苦味」に関しては、20代以下と30~40代のスコアがほぼ同じ!
(むしろ30~40代の方がちょっといい!)
という結果でした!
苦味は、コーヒー、ビール、ワインなど、大人になってから食経験が蓄積されるものが多いため、
一般的に言われる「味蕾(みらい)細胞の減少による味覚の低下」を、
「食経験の蓄積による味覚の向上」が補っているのではないかと考えられます。
また同様に、性別についても、
一般的には、男性より女性の方が味覚の感知力は良い!
とされているのですが、
今回の「苦味」の調査では、女性より男性のほうがスコアが高い!
結果となりました。
(なんだか今日はグラフばっかりになっちゃうので詳細は割愛します)
普段はなかなか「味覚」について意識することはない方が多いと思いますが、
今回のイベントを通じて、普段の食事から味・味覚について意識してみてもらえることができたら、
と考えています。
ご協力頂いたみなさま、本当にありがとうございました。
なお、この「味覚検定チョコ」、2015年12月より正式販売を予定しています。
【EASY版】
2個入り。
2種類のチョコレートを食べて、どちらが苦いか?を当てます。
EASYといっても正解率は70%くらい、、結構難しいです!!
【NORMAL版】
10個入り。(5種類×2セット)
5つの基本味(甘味・塩味・酸味・苦味・うま味)を識別できるか?にチャレンジします。
難易度はかなり高く、、、全問正解率はおよそ10%!
【HARD版】
16個入り。(8種類×2セット)
NORMAL版とパッケージは似ていますが難易度が格段に上がっています。
全問正解率はなんと1%!
100人に1人の舌をお持ちの方です!
こちらの「味覚検定チョコ」、
販売方法等の詳細が確定いたしましたら、当ブログあるいは一般社団法人日本味覚協会のHPにアップさせて頂きます。
※現在、好評発売中です!詳細は、以下のページをご参照ください。
ご購入ページは以下です。ご興味をお持ちいただけましたら是非チャレンジしてみてください!
また、その他、ご質問やご予約等については、お問い合わせページよりお問い合わせください。
よろしくお願い申し上げます。
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本日のまとめ
・味覚診断/検定チョコ、好評発売中です!
・高齢者は、苦味の味覚感度が低下する傾向あり
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