日本味覚協会(当ブログ)では、以前パン人気ランキングをご紹介しました!

今回は、そのランキングで第3位に輝いた「メロン」の食べ比べです!

「セブン」「ローソン」「ファミマ」のメロンパンについて、
味の違いや、どれが1番美味しいか、を調査しました!

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今回は、以下3種類の「メロンパン」について、味覚評価()を実施しました。

「サックサクメロンパン」【セブンイレブン】
「ふんわりメロンパン」【ローソン】
「発酵バターのメロンパン」【ファミリーマート】

(2020年11月14日に日本味覚協会の評価者4名にて官能評価を実施)

 

1枚目の写真は、各メロンパンの断面図、
2枚目の写真は、各メロンパンの裏側です。

 

見た目は、「セブン」は1番薄いクリーム色、
「ローソン」は1番色が濃く、こんがりきつね色、
「ファミマ」は「セブン」と「ローソン」の中間くらいの黄色でした。

 

最もふっくらしていたのは、「ファミマ」のメロンパン、
続いて「セブン」のメロンパンです。

ちょっとしぼみ気味だったのは「ローソン」のメロンパンです。
「ローソン」はサイズも小ぶりでした。

 

なお切った時の感覚から、「ローソン」のメロンパンは他2つに比べて
特徴的だろうと予測できました。

また、裏側も「セブン」と「ファミマ」は、クッキー生地のようでしたが、
「ローソン」は柔らかく生地がボロボロと崩れやすかったです。

 

 

栄養成分表示

「メロンパン」の栄養成分表示は、以下のようになります。

価格は税込みで、
「セブン」が118円、
「ローソン」が116円、
「ファミマ」が118円でした。

 

最も高カロリーな「ファミマ」最も低カロリーな「ローソン」を比べると、
約100カロリーの差があります。

また、メロンパンには卵が使用されているので、
たんぱく質がやや高くなると考えられます。

メロンパンには、惣菜パンのように
他の具材が入っていないので、は多くなってしまいます。

 

 

レーダーチャート

今回は、メロンパンの味の要素として、

1.
2.バターの強さ
3.外のサクサク感
4.中のふわふわ感
5.香り

の5項目を設定し、
各項目について5点満点で味覚評価(採点法)を行いました。

結果は、以下の通りです。

緑色が「セブン」、青色が「ローソン」、黄色が「ファミマ」を示します。

 

 

原材料表示と味覚評価の関係

次に、原材料表示を見比べてみます。

【セブンイレブン サックサクメロンパン】

 

【ローソン ふんわりメロンパン】

 

【ファミリーマート 発酵バターのメロンパン】

 

まとめると以下のようになります。(食品添加物を除く)
※ちなみに、原材料表示に記載されている「/」は、「/」より後が食品添加物であることを意味しています。

 

【セブンイレブン サックサクメロンパン】

小麦粉、砂糖、卵、ファットスプレッド、マーガリン、発酵バター、製菓原料用調整品、パン酵母、ショートニング、食、小麦蛋白、米粉加工品、八耕種、米麹粉末、植物油脂、酵母エキス粉末、ぶどう糖、脱脂粉乳

 

【ローソン ふんわりメロンパン】

小麦粉、糖類、全卵、卵黄、ファットスプレッド、生クリーム、ショートニング、バター、植物油脂、アーモンドパウダー、でん粉、クリーム、脱脂粉乳、パン酵母、食塩、植物性たん白、発酵風味料、卵白粉

 

【ファミリーマート 発酵バターのメロンパン】

小麦粉、糖類、卵、糖加工品、ショートニング、バター入りマーガリン、マーガリン、こんにゃくペースト、バター、パン酵母、植物油脂、発酵種、乳等を主要原料とする食品、食塩、アーモンドプラリネ、小麦たんぱく、ホエイパウダー、バターオイル、ミックス粉、デキストリン、水あめ

 

「セブン」と「ローソン」の原材料表示に含まれる「ファットスプレッド」とは、
油脂含有率が80%未満のものと規定されており、
油脂含有率80%以上の「マーガリン」と比べて、油分やカロリーが少ないことが特徴です。

※参考記事:バターとマーガリンの違いとおいしさの秘密~トランス脂肪酸って何?~

 

 

それでは、それぞれの「メロンパン」の特徴をみていきます。

 

「セブンイレブン サックサクメロンパン」の特徴

「セブン」のメロンパンは、砂糖の甘味を強く感じました。

メロンパンの表面に存在感のあるざらめがたくさんついているので、
甘さを感じやすいと考えられます。

昔ながらのメロンパンで、
大人から子どもまで万人受けしそうなメロンパンだと思います。

 


「ローソン ふんわりメロンパン」の特徴

「ローソン」のメロンパンは、バター感を強く感じ、
生クリームの甘味を感じました。

また、袋を開けた瞬間のバターの香りも最も強かったです。

パンというよりも高級なお菓子という印象を持ちました。

実際に原材料表示をみると、
全卵に加えて卵黄を使用していること、
6番目に生クリームが多く含まれていること、
さらにチーズクリームも用いられていることで、
高級なお菓子のような濃厚な味わいになると考えられます。

メロンパンのは、ふわふわというよりも
オイル感があり、しっとりとしていました。

サイズも小ぶりなので、メロンパン特有の途中で飽きてしまう、、
ということがなく、ペロリと完食できました。

唯一の弱点として、ぼろぼろと崩れやすいので
若干の食べにくさを感じました。

 


「ファミリーマート 発酵バターのメロンパン」
の特徴

「ファミマ」のメロンパンは、断面の写真でも最もふっくらとしていましたが、
実際に食べてみても中は最もふんわりとしていました。

他2つに比べて甘さは控えめな印象でした。

また、メロンパンの裏がクッキーのようで
メロンパンの淵の方が最もサクサクしていました。

まさに、中はふわふわ外はサクサクなメロンパンでした。

カロリーは高いですが、大きいので食べ応えがありました。

 

 

おいしさの評価

これらを受けて、日本味覚協会では、僭越ながら
各個人が感じた「おいしさ」について、5点満点で評価をさせて頂いております。

その結果はこちらです!

「メロンパン」を味覚評価する上でのポイントは、「甘味と食感」です。

「セブン」のメロンパンは、表面にザラザラと砂糖が付いていたので、
甘味をダイレクトに強く感じました。
万人受けしそうな昔ながらのメロンパンです。

「ファミマ」のメロンパンは、見た目もふっくらしていて、
中は最もふわふわ、外はクッキーのようにサクサク食感で香ばしくて美味しかったです。
甘さも控えめで、甘味のバランスと食感がとても良いです。

「ローソン」のメロンパンは、「セブン」「ファミマ」のメロンパンよりも
かなり特徴的で、バターの風味、生クリームの甘味が強く、
高級感あふれるメロンパンでした。
小ぶりサイズとしっとりめな食感によって、
途中でパサパサすることなくまで飽きずに食べ切ることができます。

 

以上のことから、「ファミマ」と「ローソン」が接戦でしたが、
今回はより高級感のある「ローソン」のメロンパンが1位となりました!!!!!!

 

なお、日本味覚協会ではこのような味覚評価(商品評価)をインスタグラムにて公開しています。
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本日のまとめ
・「セブン」は、表面の大きめ砂糖が懐かしい、万人受け昔ながらのメロンパン。
・「ローソン」は、生クリーム、バター、チーズクリームで高級感、原材料費高そうでお得感。
・「ファミマ」は、中ふわふわ外サックサク食感、大きくて食べ応えあり。
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