「何が分からないか分からない」時にすべき3パターンの質問

さて、GWが終わってしまいましたね!

4月に入社した新入社員は、そろそろ新しい職場に配属されていることと思います。
新しい環境では、分からない事だらけでストレスがたまることも多いのではないでしょうか。

上司や先輩社員から研修・説明を受けて「何か質問ある?」と聞かれても「何が分からないか分からない」状態に陥ることも多いでしょう。

今日は、そんな「何が分からないのか分からない」時に考えるべきことをお伝えします!

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まず、例として、ベンチャー企業に就職した新人さんと上司の会話を見てみましょう。

上司「君が新人かね。期待しているよ」

新人「はい、ありがとうございます」

上司「では早速、業務の説明をしよう」

新人「よろしくお願いします」

上司「わが社はゲノム編集食品を開発している会社でね、10年前に立ち上げたばかりで、設備投資で減価償却もあってまだ赤字だけど5年後までにROEを10%にしたいと思ってるんだ。ROICも高くしたい。CAGR20%の領域だし、いけると思うんだよね。で、君にやってもらう業務なんだけど、トマトのゲノム編集食品の開発をしてほしいんだ。GMOと違ってゲノム編集は将来性があると思ってね。ツールはCRISPR-Cas9かTALENのどっちでも良いよ。まず、ガイドRNAと組換えドナープラスミドをデザインして、プラスミドを構築して、目的の細胞にトランスフェクションして、蛍光レポーター見つつ導入細胞を考えてね。あ、最後にバリデーションも忘れずに。ASAPでお願いね。とりあえずこんな感じだけど、何か質問ある?」

新人「・・・わ、わかりました。大丈夫です(何が分からないか分からない)」

 

現実にはこんな雑な説明をする上司はいないと思いますが(笑)、イメージとしてはこんな感じで「何が分からないのか分からない」状態になることもあるかと思います。

 

 

 

「何が分からないか分からない」は実際に何が分からないのか?

私は、以下の3つのパターンがあると考えます。

1.分からないワードが多すぎて理解できない
2.その話が妥当かどうか(基準・普通・前提)が分からない
3.どこまでを(いつまでに)分かっているべきか分からない

 

 

「何が分からないか分からない」時にすべき3パターンの質問

1.分からないワードが多すぎて理解できない時

これは、新しい環境だと非常によく起こる現象だと思います。「ROIC」とか「CAGR」とか「プラスミド」とか初めて聞いたよ、という方も多いでしょう。

こういう時は、素直に
「〇〇って何ですか?」
「〇〇ってどういう意味ですか?」
と聞きましょう。

 

話の中で出てくるワードの意味が分からないと、話の内容を理解するのが一気に難しくなります。知ったかぶりをすることなく、正直に分からないことを伝えて質問することが大事です。

ただ、ワードの意味を質問することは質問のレベルが低くて恥ずかしい、と思ってしまう方もいるかもしれませんね・・・。「ググれ、カス」と言われることを恐れる人もいるでしょう。

「何が分からないか分からない」と言うのは、実際のところ
「質問のレベルが低い(と思われるのが嫌だ)から質問できない」ということかもしれませんね。

確かに、社会人になって初めて使うような用語は、ググったら出てくることも多いです。ただ、検索しても出てこないような、その会社独自の用語も多々あるかと思います。その両方をカバーするためにも、思い切って質問するのがベターかと思います。

 

とはいえ、この「〇〇ってどういう意味ですか?」という質問は、新人だから許される、という側面もあり、時と場合をわきまえる必要があります。(例えば、大企業の取締役会で「減価償却って何ですか?」という質問をしたら、降格されてしまうでしょう。)

 

 

2.その話が妥当かどうか(基準・普通・前提)が分からない時

出てきたワードの意味がすべて分かったとしても、「その話の内容が妥当かどうかが分からない」場合には、適切な質問をすることが難しくなります。

上述の例の場合、例えば「ゲノム編集のツールとしてCRISPR-Cas9やTALENを使うのは一般的なのか」、「ゲノム編集のワークフロー(デザイン、プラスミドの構築、細胞への導入、細胞の選択、バリデーション)は一般的な方法なのかどうか」などの知識がないと、踏み込んだ質問はできないでしょう。

このような場合は
「〇〇を〇〇することは一般的な手法ですか?」
「〇〇に関する基礎知識がないのですが、学べるような情報はどこかにありますか?」
と質問しましょう。

 

 

3.どこまでを(いつまでに)分かっているべきか分からない時

新人は多くの研修・研修を受けるかと思いますが、内容をすべて完璧にその場で覚えることは不可能です。

なので、まずはどの情報が大事(確実に覚えるべきこと)で、どの情報はざっくり知っておけばよいか、というような、重要性・優先順位を理解することが大事です。

上述の例でいうと、会社のROEとかROICとかは、さしあたり新人が覚える必要はないと思われますが、実際にやる業務は、具体的に、いつまでに、どのようにやるのかについてしっかりと確認する必要があります。

この場合は、
「今日の説明をすべて覚えるのは難しいのですが、確実に覚えないといけないことはどの部分でしょうか?」
「いつまでに何を覚える必要がありますか?」
「詳細は誰に聞くべきでしょうか?」
「具体的なマニュアルや情報はどこかにありますか?」
などの質問をする必要があります。

 

 

 

なぜ上司は、新人が「何が分からないのか分からない」状態になってしまうような説明をしてしまうのか?

聞いてる側(新人)にとっては「何言ってるか分からないよ、説明が下手すぎ!」と思うかもしれませんが、説明する側(上司)は「新人がどれだけのレベルの知識を持っているのか分からない」からこそ、知ってる前提で説明してしまうのです。そのため、新人は「何が分からないか分からない」という状態になってしまいます。

なので、新人は知ったかぶりすることなく、上述のような質問をすれば、上司は「この新人はここまでの知識があって、ここまで理解できているんだな」と把握できます。

 

 

 

レベルの高い質問をするためには

「分からないことだらけ、だけど、質問できない」という時は、「何が分からないか分からない」というよりも「質問のレベルが低い(と思われるのが嫌だ)から質問できない」ということかもしれません。

 

では、「レベルの高い質問」「レベルの低い質問」とは何でしょうか?

私は、以下のイメージで考えています。

<レベルの高い質問>
・聴講者(発表者以外の人)のほとんどが知らない
・発表者や聴講者の役に立つ(為になる)

<レベルの低い質問>
・自分だけが知らない(聴講者はほぼ全員知っている)
・聞いたところで、誰の役にも立たない

 

聴講者の多くが「私もそれを聞いてみたかった」と思える質問や、発表者や聴講者が「なるほど、その考え方や発想もあるのか」と思えるような質問「レベルの高い質問」となります。

反対に「そんな分かりきったこと聞くなよ」とか「それを聞いて何になるの?」と感じるような質問「レベルの低い質問」となります。

 

経験を積めば積むほど、「自分の知らないこと」が「周りの人も知らないこと」だと思えるので、自分の知らないことを素直に堂々と質問しやすくなります。

反対に、経験の浅い若手社員は、「自分の知らないこと」が「周りの人は知ってるけど自分だけ知らないこと」なのか「周りの人も知らないこと」なのかの判断ができないため、知らなくても質問することに躊躇してしまいます。だからこそ、大人数を対象にした発表会の場では、新人(経験の浅い人)が質問することは難しいと思います。

 

なお、同じ内容の質問をしたとしても、対象者が変われば、質問のレベルは変わります。

例えば、食品科学者が集まる学会発表で「グルタミン酸ナトリウムって何ですか?」と質問したら、ものすごくレベルの低い質問になります(答えてもらえないかもしれないです)が、小学生を対象とした食育の授業の場で、小学生が「グルタミン酸ナトリウムって何ですか?」と質問した場合は、レベルの低い質問にはなりません。

 

言い換えれば、対象者が自分一人(1対1の説明)の場合は、自分が知らないことを質問すれば、レベルの低い質問にはなりません。知ったかぶりをせず、素直に知らないことを質問する勇気がとても大切です。

 

 

以上、今日は「質問」について深く考えてみました!
特に若手社員の方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。

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本日のまとめ
・「何が分からない分からない」時は、①ワード、②妥当性、③重要性、の観点で質問する
・「周りも知らなくて、為になる」質問は、レベルが高い
・知らないことは素直に質問する勇気が大切
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