飲みやすいフルーツ系チューハイとして、
前回は、「レモンサワー」の飲み比べを紹介しました。
参考記事:レモンサワー飲み比べ!味の違いは?美味しいのは?~「ストロングゼロ」「氷結」「檸檬堂」~
今回は、「グレープフルーツサワー」の飲み比べ(味覚評価)です!
「ストロングゼロ」「氷結」「クリアクーラー」について、
味の違いや、どれが1番美味しいか、を評価しました。
今回は、以下3種類の「グレープフルーツサワー」について、味覚評価(飲み比べ)を行いました。
「ストロングゼロ」【サントリー】
「氷結」【キリン】
「クリアクーラー」【アサヒ】
(2020年1月18日に日本味覚協会の評価者4名にて官能評価を実施)
見た目は、「ストロングゼロ」は炭酸水のように透き通っていて、
「氷結」は、ほぼ透き通っていて、
「クリアクーラー」は、ピンクと黄色が混じったような色で濁っています。
栄養成分表示
「グレープフルーツサワー」の栄養成分表示は、以下のようになります。
「ストロングゼロ」は、糖類ゼロと書かれていることからも分かるように、
「氷結」や「檸檬堂」と比べて、糖質(炭水化物)がかなり少ないことが分かります。
それなのに、カロリーは1番高いですよね。
これは、アルコール自体に、1gあたり7.1(cal)のカロリーがあるからです。
よって、アルコール度数が高ければ高いほど、カロリーも高くなる傾向にあります。
ちなみに、アルコールのカロリーは、「エンプティーカロリー」と呼ばれ、
糖質、脂質、たんぱく質などの栄養素は含まれていません。
レーダーチャート
今回は、グレープフルーツサワーの味の要素として、
1.グレープフルーツの酸味
2.甘味
3.グレープフルーツの苦味
4.果汁/果実感
5.後味のスッキリ感
6.グレープフルーツの風味
7.お酒感
の7項目を設定し、
各項目について5点満点で味覚評価(採点法)を行いました。
結果は、以下の通りです。
緑色が、「ストロングゼロ」、青色が「氷結」、赤色が「クリアクーラー」を示します。
では、それぞれのグレープフルーツサワーの特徴を見ていきます。
「ストロングゼロ」の特徴
「ストロングゼロ」は、アルコール度数が最も高いことから、
非常にお酒感が強いです。
そして、グレープフルーツの酸味や苦味は、控えめな印象でした。
後味のスッキリ感や、果汁/果実感の項目も他の2商品よりも低い点数となっています。
「氷結」の特徴
「氷結」は、ほどほどにグレープフルーツの酸味や苦味を感じ、
果実感をしっかりと感じることができました。
お酒感は3商品のうちのちょうど中間くらいで、
後味もスッキリとしており、みずみずしくて飲みやすいのですが、
独特な甘味を少し感じました。
「クリアクーラー」の特徴
「クリアクーラー」は、見た目の色も最も濃かったのですが、
味も、グレープフルーツの風味を強く感じました。
甘味が強く、お酒感は弱い、という点で
まさにグレープフルーツジュースっぽいという印象です。
非常に飲みやすかったですが、お酒感を求める人には物足りないのかもしれません。
おいしさの評価
これらを受けて、日本味覚協会では、僭越ながら
各個人が感じた「おいしさ」について、5点満点で評価をさせて頂いております。
その結果はこちらです!
「グレープフルーツサワー」を評価するうえでのポイントは、
ずばり、「グレープフルーツ感」です!
「ストロングゼロ」はアルコール度数が高いこともあり、
グレープフルーツの酸味や苦味はあまり感じませんでした。
一方で、「氷結」は、ほどほどの果実感があり、爽やかな印象です。
そして、「クリアクーラー」(アサヒ)が
グレープフルーツの風味が最も強く、飲みやすい点から、見事1位になりました!!!!!
※先日ご紹介したビール飲み比べ
参考記事:ビール飲み比べ!味の違いは?美味しいのは?~「アサヒ」「サッポロ」「キリン」~
でも述べさせていただきましたが、
いわゆる「お酒」については、おいしさの評価(好み)が特にわかれやすいと思います。
日本味覚協会の評価者にお酒が苦手な人がそろっていたことが
今回の「おいしさ評点」に大きく影響しているように感じました。
なお、日本味覚協会ではこのような味覚評価(商品評価)をインスタグラムにて公開しています。
よろしければフォローしてみてくださいね!
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本日のまとめ
・「ストロングゼロ」は、お酒感が強くて、グレープフルーツをあまり感じない…
・「氷結」は、グレープフルーツの果実感をまぁまぁ感じる、バランス型。
・「クリアクーラー」は、グレープフルーツの風味抜群!ジュースみたく飲みやすい。———————————————————————————–