みなさん、他人と比べて、自分の味覚が優れているかどうか、知ってますか?
気になる方は、ぜひ、味覚診断チョコ、もしくは当協会の味覚診断イベントを試してみてください!
味覚診断(官能評価)をする際の評価方法には、
・3点識別法
・2点比較法
・順位法
など、様々な種類の方法があります。評価方法の違いによって、もちろん結果が変わることもあります。
というわけで今日は、代表的な味覚の評価方法について、ご説明します!
官能評価の方法には、代表的なものとして
・識別法
・比較法
が挙げられます。
識別法
識別法とは、「違いがわかるかどうか」を問う方法です。
(ネスカフェのゴールドブレンドのCM(ダバダ―♪のやつ)に出ていた人は、違いが分かる人なので、識別法は得意だと思われます)
ブラインド(どの番号に何が入っているか分からない状態)で飲み比べてもらい、1つだけ違うのがどれかを答えてもらいます。
上図で言うと、③のみ、他と違って砂糖が濃いので、③を当てれたら正解となります!
比較法
比較法とは、「一番、その傾向を示すものがどれか」を問う方法です。
ブラインド(どの番号に何が入っているか分からない状態)で飲み比べてもらい、一番甘いものを答えてもらいます。
上図で言うと、③が一番砂糖が濃くて甘いので、③を当てれたら正解となります!
さて、ここで問題です。
上の例題だと、「3点識別法」「3点比較法」のどちらも、あてずっぽうで答えた場合に1/3の確率で正解しますが、たくさんの人にこの質問をした場合、正答率は同じでしょうか?変わるでしょうか?
実は・・・・
「3点識別法」と「3点比較法」では、正答率が大きく変わるのです!!
”甘さに違いがあるんだから、比較法のほうが「甘さ」を意識できて正解率が高くなるんじゃないの?”と思う人もいるかもしれませんが・・・・違います!!
(まあ、理由の一つかもしれませんが、本質的な理由ではありません。)
これは、「Thurstonian Model(サストニアンモデル)」によって説明できます!
この「サストニアンモデル」は、残念ながら、モデルの中村アンのことではありません。
詳細は・・・次回の記事でご説明します!お楽しみに!
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本日のまとめ
・3点識別法と3点比較法では、正答率が異なる
・この理由は「Thurstonian Model」によって説明できる
・「ナンバー1」の方が「オンリー1」よりも良い?
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