真夏です。暑いです。夏バテ気味の方も多いのではないでしょうか。暑中お見舞い申し上げます。
疲れると、食欲がなくなりますよね。
でも、疲れると味の感じ方も変わるんでしょうか?
今日は、「疲労・ストレスと味覚の関係」についてお話します!
私は中学生の頃、「つかれたー」が口癖になっていて、朝起きたばっかでも
「おはよー。ふう、疲れた」
「えー!寝てただけなのに疲れたの?」
とよく言われたものでした。きっと、子供ながらに慢性的に疲れていた(それか、枕の高さが合ってなくて寝てても疲れていた)のだと思います。
中学校では英語を授業で習い始めたばっかでもあり、
「I’m tired」
と言うのも口グセでしたが
「え?君、タイヤなの?」
とよく言われたものでした。私はタイヤではありません。もしタイヤだったら擦り減って疲れると思います。
こんなどうでもいい話を聞かされて、多くの方がきっと疲れが溜まってることでしょう。
そこで、今日は、文献「小学生における味覚閾値と疲労やストレスとの関連」から、味覚と疲労・ストレスに関する情報をご紹介します!
(本研究内容は、奈良市内の一小学校での対象者58名の結果であり、一般論として結論付けるには人数が十分ではないですが、傾向を把握することはできると考えます)
ストレスと味覚の関係
本文献では、唾液中のα-アミラーゼ活性からストレス度合を測定しています。
結論としては、「ストレスがあっても、味覚には影響ない」ようです。
なので、もし、旦那さんが
「あれ?今日のご飯、味がしないなー。俺、ストレス溜まってるせいか味覚が悪いのかも」
と言っていたら、普通にあなたのご飯がマズイだけです。ストレスと味覚は関係ないので・・・。
疲労と味覚の関係
本文献では、チャルダー疲労スケールと言う評価法(簡単に言うと、アンケート)で疲労を評価しています。
結論としては、
甘味・・・疲れてても変わらない!
塩味・・・疲れると感じにくい!
酸味・・・疲れると感じにくい!(最も感じにくい)
苦味・・・疲れると感じにくい!
可能性があるとのことです!
甘味だけは、疲れてても味覚は変わらないんですね。
疲れると甘いものが食べたくなりますが、
「今日は疲れてるせいか、このケーキ全然甘く感じないよ。食べ過ぎちゃう」
といってるおデブちゃんがいたら、ただの食べ過ぎ、ということです。味覚のせいにしてはいけません。
疲れてる時に梅干しを食べたくなる理由
疲れてる時は、体がクエン酸を欲するから梅干しを食べたくなる、というのが一番の理由だと思いますが
(参照:梅干しやレモン、すっぱい食べ物はなぜおいしい?~クエン酸の機能~)
「疲れてる時には、酸味が最も感じにくい」ことから、梅干しを食べやすくなってることも理由の一つだと考えられます。
普段、すっぱムーチョはすっぱくて食べれないよ、という方は、疲れてる時であれば、すっぱムーチョが食べれるかもしれません!!
元気になるための方法
ヤフーで「元気になるための方法」と検索してみたら、
おいしいものを食べること!!
と書いてありました。ほんとにその通りだと思います!
疲れてる時は、おいしいものを食べましょう!
なるべくすっぱいものがオススメです!
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本日のまとめ
・疲れてる時は、特に酸味を感じにくい
・疲れてても、甘味の感度は変化なし
・外国人に「I’m tired」というと、タイヤだと間違われるリスクあり
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関連記事:梅干しやレモン、すっぱい食べ物はなぜおいしい?~クエン酸の機能~