一般社団法人日本味覚協会では、今春より「味覚検定(3級)」を監修/販売致しました!
本検定は、味覚に関する知識を問うものではなく、
「味覚の良さ」を測る史上初の検定となっています。(筆記形式ではなく、実技100%形式)
また通販型の検定なので、いつでも、どこでも受験することができます!
実際にどのような内容なのか、難易度や合格率はどのくらいなのか、
当協会スタッフによる体験レポートをお伝えします!
味覚検定(3級)とは
日本味覚協会では、「味覚」を多くの方に身近に感じてもらいたい!
という想いから、現在
簡易的に楽しみながら味覚をチェックできる「味覚検定チョコ」を監修/販売していますが、
より正確に味覚を測定するキットがほしい
という声にお応えする形で、新たに「味覚検定」を開発いたしました。
参考記事:プレスリリース(味覚検定3級)
参考ページ:味覚検定
また当協会では、
「味覚が良い人が正しく評価される世の中に」という想いをずっと持っていました。
※今の世の中では、
「俺って味覚いいんだぜ!」と言っても「ふーん、自称グルメおつ」
とか言われて悲しい思いをしてしまう可能性があるのですが、
味覚検定の仕組みを作ること(味覚が良いということを客観的に評価/認定すること)で、
「俺って味覚検定持ってるんだぜ!」「えっ!すごい!!!」
となります。
※今はまだ「味覚検定」を知っている人が少ないので、
「俺って味覚検定持ってるんだぜ!」「えっ!なにそれ?」
となるかと思いますが、多くの人に知ってもらえるようにがんばります。
ということで!!!
実際に味覚検定(3級)に当協会スタッフがチャレンジしましたので、
その様子をレポートさせていただきます。
味覚検定の準備
まずは、「味覚検定(3級)販売サイト」より購入します。
購入してから7日後に冷凍発送で商品が届きますので、その後、しばらく解凍します。
(解凍には常温で数時間、冷蔵庫だと1日~3日ほどかかります)
箱はこんな感じです。
また、説明用紙も入っています。
説明用紙の裏面に問題が記載してあります。
検定の実施
説明用紙に従って検定を実施します。
ちなみに、箱を開けるとこんな感じ。
箱から中身を取り出し、
1.味の識別力テスト
2.味の記憶力テスト
3.味の感知力テスト
をそれぞれ行います。
1.味の識別力テストは、ミックスジュースの中に何が入っているのかを当てるテスト!
ミックスジュースは3種類あり、それぞれ3つの食材が混ざっています。
うーん、結構むずい、、、
1つは間違いない!と感じる味があっても、3つ全部あてるのは相当難しいと思いました。
これ、キウイ入ってるでしょ!と思ったりしましたがキウイが選択肢になかったりして、
かなり迷いつつも問題用紙に答えを記入していきます。
2.味の記憶力テストは、基準のクッキーと同じレシピで作られたクッキーを当てるテスト!
「基」のシールが貼ってあるクッキーをはじめに食べて、その後に①~③のクッキーを食べます。
3つともほとんど同じ味ではありますが、、、まぁこれかな!
これは結構自信があるような気がしました!
クッキーも美味しいです!
3.味の感知力テストは、水に微量に含まれる基本五味の成分を当てるテスト!
ミックスジュースとクッキーの味がだいぶ口に残っていたので、一旦口をゆすいで気持ちを落ち着かせてから、いざチャレンジ!
付属のストローを使って①~⑤の液体を飲んでいきます。
うーん、むずい。これで3級は難しすぎませんか?というのが正直な感想。
量は十分に入っているので、何度も飲み返してなんとか答えを記入。
3問全て解き終えたら、回答専用ページ(説明用紙にQRコードが記載されています)に、答えを入力します。
入力後に、結果レポート(及び合格していたら認定証)が送られます。
検定結果
結果は、、、不合格!!!
しかも、合格点60点に22点も足りていない38点という結果に。
私これでも日本味覚協会のスタッフなので、
一般の方より味覚は良い(と思っていた)んですが、、、。
事前調査による想定合格率は20%となっていますが、
もっと低いでしょ、と思うくらい、かなり難易度が高い(3級なのに難しすぎる)と感じました。
(なんだか言い訳しているように見えると思いますが、、本当に難しいので是非チャレンジしてみてほしいです)
なお内訳を見ると、
1.識別力テストは正答率44%(9問中4問正解)
2.記憶力テストは正答率0%(1問中0問正解)
3.感知力テストは正答率40%(5問中2問正解)
自信があった2の記憶力テストも外してるし、
1~3すべてが合格基準の6割を下回っていました。
なお日本味覚協会の調査によると、
3.感知力テストは、「年齢:低い方が高得点」、「性別:女性の方が高得点」
2.記憶力テストは、「年齢:高い方が高得点」、「性別:男性の方が高得点」
1.識別力テストは、年齢、性別ともに同じくらい
という結果が出ていますが、個人差がありますので、
自分がどの味覚が得意かを認識できるのではないかと思います!
なお、合格していた場合はこのような認定証がメール送付されます。
私も再度チャレンジして次こそは認定証をゲットしたいと思います!
※なお、検定内容は50パターン用意しています。
(同じ問題(答え)のパターンが届くことは(ほぼ)ないと思いますのでご安心ください)
以上!本日は味覚検定(3級)の体験レポートでした!
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本日のまとめ
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