長かった梅雨が明けて、
最近は毎日とっても暑く、夏も本格的になってきました!!!

夏と言えば、アイスですよね。

みなさんの夏の定番アイスはなんでしょうか。

今回は、夏にぴったり!なアイス
「スイカバー」と「まるですいか」の食べ比べ(味覚評価)を実施しました!

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今回は、以下2つの「スイカアイス」の味覚評価(官能評価)です。

「BIGスイカバー」【ロッテ】

「まるですいか」【セブンプレミアム】

(日本味覚協会の評価者4名にて官能評価を実施)

 

内容量は、
「スイカバー」が、125ml、「まるですいか」が、70mlとなっており、

「スイカバー」は、かなり食べ応えがあるのに対して、
「まるですいか」は、少し小ぶりな印象を受けました。
女性や子どもには、丁度良いサイズかもしれません!

 

どちらもセブンイレブンで購入し、
「スイカバー」は、108円、「まるですいか」は、138円でした。

値段と内容量をみると、スイカバーの方がコスパは良さそうですね!

 

それぞれのスイカアイスの見た目は、
「スイカバー」は、より鮮やかな赤で、チョコチップでスイカの種が再現されています。

一方で、「まるですいか」は、「スイカバー」はよりも、暗くてくすんだ赤色です。
緑の部分は、「まるですいか」の方が、やや濃い黄緑色のように見えます。

 

 

栄養成分表示

 

それぞれの「スイカアイス」の栄養成分表示を見てみます。

「スイカバー」の方が、内容量が多いので、
「まるですいか」よりも全体的に数値が高くなっています。

脂質も、約10gくらいの差があるので、ダイエット中の方も、
「まるですいか」なら気兼ねなく食べられるでしょう!

 

 

レーダーチャート

 

今回は、スイカアイスの味の要素として、

1.甘味
2.酸味
3.本物のスイカ感
4.シャリシャリ感
5.固さ
6.香り

の6項目を設定し、
各項目について5点満点で味覚評価(採点法)を行いました。

結果は、以下の通りです。

緑が「スイカバー」、赤が「まるですいか」となっています。

 

 

原材料表示と味覚評価の関係

 

次に、原材料表示を見比べてみます。

【スイカバー】

 

【まるですいか】

 

 

まとめると、以下のようになります。

【スイカバー】
砂糖スイカ果汁水あめチョコレートパフ(乳成分・小麦を含む)、食塩/安定剤(増粘多糖類、寒天、セルロース)、着色料(野菜色素、紅花黄、ムラサキコーン色素、紅麹、クチナシ)、酸味料、香料、乳化剤(大豆由来)、光沢剤、膨張剤

【まるですいか】
すいか果汁異性化液糖砂糖デキストリン水あめ、食塩、乳製品/ソルビトール、安定剤(増粘多糖類)、着色料(紅麹、クチナシ、スピルリナ青、V.B2)、香料(卵・乳由来)、酸味料、リン酸アンモニウム、乳化剤(大豆由来)

 

 

「スイカバー」には、スイカの種を真似たチョコレートチップが入っているので、
原材料表示にも、小麦にチョコレートがコーティングされた、チョコレートパフが含まれています。

また、スイカバーの鮮やかな赤色は、
多くの種類の着色料によって作られていることが分かります。

 

 

続いて、「まるですいか」については、
「スイカバー」は、砂糖が最も多く含有されている一方で、
「すいか果汁」が、異性化液糖や砂糖よりも多く含まれていることが分かります。

※デキストリンについては、以下の記事で詳しく説明しているので、ご参照ください。

トクホの難消化性デキストリンとは?~なぜブドウ糖で出来ているのに消化しにくいのか?~

 

また「ソルビトール」は、甘みをつける甘味料、細菌を抑える保存料
として使用されている食品添加物です。

 

両方に含まれる水あめは、低温下でも、カチカチになりにくいので、
冷凍庫でも固めた後も、食べやすいように使用されていると考えられます。

 

これらの原材料を踏まえて、それぞれの特徴をみていきます。

 

 

「スイカバー」の特徴

原材料表示にて砂糖が最も含まれていることからも分かるように
甘味がとても強かったです。

また、緑の部分も甘いです。この緑のスイカの皮の部分は、メロンバーのような味がします。
後味がやや甘ったるい印象です。

 

なおスイカバーには、チョコ種が含まれているので、
それが食感のアクセントになっています。
また、氷がやや粗く、かき氷みたいなことも特徴です。

 

本物のすいかの味ではないけれど、食べ慣れた親しみのあるスイカバーの味で、美味しく感じやすいと思います。
サイズも大きいので食べ応えがあります。

 

 

「まるですいか」の特徴

砂糖よりも、すいか果汁が多く使用されていることから、
より自然な甘さの、本物のスイカの味がします。

袋を開けた瞬間に、スイカの香りが広がってきました。

 

また、氷が細かく、スイカバーよりも溶けやすいことも特徴だと思います。
(原材料表示に記載されている「寒天」が関係しているかもしれません)
※スイカバーには安定剤として寒天が使用されていますが、まるですいかには使用されていません。

 

まるですいかは、本物のすいかの青臭さや瓜感もばっちり再現しているので、
スイカ自体が好きかどうかで、好みが分かれそうに感じました。

 

 

おいしさの評価

日本味覚協会では、僭越ながら
各個人が感じた「おいしさ」についても5点満点で評価をしています。

 

その結果はこちらです!

 

今回は、本物のすいかを完全に再現した「まるですいか」の勝利となりました!

評価員に、スイカ好きが多かったからかもしれません。

 

夏のド定番アイスのスイカバーも、とても美味しいですが、
すいか好きな人は、ぜひ「まるですいか」も食べてみてください!

 

なお、日本味覚協会ではこのような味覚評価(商品評価)をインスタグラムにて公開しています!
よろしければフォローしてみてくださいね!

 

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本日のまとめ
・スイカバーは、甘さ強め、食べ応えあり、チョコ種の食感がアクセント!
・まるですいかは、がちでスイカ、まじのスイカ。青臭さや瓜感も完全再現。
・人間は全員から好かれるのは無理だけど、アイスは全員から好かれてる気がします
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参考記事:なぜスイカに塩をかけるの?~隠し味の秘訣「対比効果」「抑制効果」「相乗効果」「変調効果」~

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