現在は、空前のグミブームと言われています。

スーパーに行くと、グミ売場にものすごいたくさんの商品が並んでいますよね。
(私はペタグーグミが好きです)

では、なぜ今グミが人気しているのでしょうか?今回は、グミが好まれる理由を考察します!

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ブームのきっかけはコロナ禍⁉

冒頭で、今グミが人気だと言いましたが、

読者のみなさんの中には、「えっ?そうだったの?知らなかった!」
という方もいるかもしれませんね。

 

以下に、グミとガムの市場規模の推移を示しますが、
最近ではグミがガムの売上を逆転していることがわかります。

 

※出典:日経XTREND(インテージ調べ)

 

2020年に転換点を迎え、2021年から売上が逆転していることから、

グミブームはコロナ禍がきっかけのひとつである、

と読み取れますね。

 

グミは手が汚れず、またガムと違い吐き出す必要もないことから、
衛生的なお菓子として売上が伸びるきっかけになったのではないかと考えられます。

 

 

 

また、2023年11月にLINEヤフー株式会社より公表された年代別の調査によると、

グミは若い世代に大人気!ということがわかります。

10代は
・35%(3人に1人)が週に1回以上グミを食べる
・67%(3人に2人)は月に1回以上グミを食べる

という驚くべき結果に。

 

逆に60代は
・6%(17人に1人)が週に1回以上グミを食べる
・20%(5人に1人)が月に1回以上グミを食べる

と、10代と比べると非常に大きな差が見てとれますね。

 

 

 

グミは「味覚」を重要視していないお菓子⁉

一般的に、食べ物のおいしさには、「味覚」がもちろん関連してきますが、
それ以外の五感
「嗅覚(香り)」、「視覚(見た目)」、「触覚(食感)」、「聴覚(音)」

も大きな影響を与えると考えられています。

参考記事:【食レポのコツ・言葉・例文一覧】~食レポで上手にコメントする方法まとめ~

 

 

とはいえ、一般的な食品において重要視される五感の優先順位は、

(食品の種類によりますが)

第1位はやっぱり味覚(味)で、

次いで、嗅覚(香り)、触覚(食感)、視覚(見た目)・・・
と続くイメージではないでしょうか。

 

 

しかし、現在流行しているグミは、

第1位が触覚(食感)で、

その後に味覚(味)、嗅覚(香り)、視覚(見た目)・・・
という優先順位で開発されているのではないか!と感じます。

 

 

 

そもそも、日本人は食感を非常に大事にしており、

日本語の食感を表す表現は400語以上あり、
他の言語(100~200語程度)と比べると2~4倍くらい多い

という文献もあります。

参考記事:食感のオノマトペとは?よく使われる”食感ワード”ランキング!

 

ですので、(日本人向けの商品として)食感に重きを置いて開発することは、
理にかなっていると言えますよね。

 

 

特に、今は「ハードグミ」と呼ばれるかたい食感のグミが人気です。

明治では、「かみごたえチャート」として6段階の食感の違いを表していることも話題を呼びました。

 

このように、味覚よりも触覚(食感)に注力したことが、グミ流行の理由の一つ
ではないかと考えます。

 

 

また、あわせて、
視覚(見た目)についても(他の食品より)重きを置いていると感じます。

そのため、「SNS展開のしやすさ」にもつながっていて、
若い世代から支持を得る要因の一つになっているのではないかと考えます。

 

 

 

グミは「多様化」の時代にマッチしている⁉

現在は、みんなでテレビを見るより各々がYouTubeで好きな動画を見る、など
いわゆる「多様化」の時代、と言えますよね。

 

言い換えると、

「多くの人が好きそうな食べ物を作る」というより、
「各個人の好みに応じたものを作る」ことが求められる時代、と言えます。

 

 

ここで、グミに関する商品の種類数と売上金額に関するグラフを見てみましょう。

(金額はスーパー100店舗あたり/千円)(出典:株式会社マーチャンダイジング・オン

 

 

ぱっと見ると、
売上とともに商品の種類数(SKU数)も年々増加している、
と読み取れるんですが、

違う視点で考えると、

1商品(1種類)あたりの売上金額はほとんど変わっていない

と言うこともできます。

 

つまり!

グミの売上が増えているのは、
(ある特定の商品の売上が伸びているというよりは)
一人ひとりの好みにマッチした、いろいろな種類の商品が出てきたから!

と言うことができるのではないでしょうか。

 

 

これは前述したように、
例えば食感の違いを細かく分けた商品を開発することで、
個人個人の「好きな食感」に対応できるようにしている、ということですね。

 

人によって、めちゃくちゃかたい食感が好きだったり、
もっちりしたやわらかめの食感が好きだったり、

「食感」は実はかなり好みがわかれるポイントだと思うので、
それぞれの好みに対応した商品がある、という点が流行の大きな要因だと考えられます。

 

 

 

自分の好みや味覚はどうやって知ることができる?

グミは、個人個人の好みにマッチさせた点が流行の理由の一つ、と述べましたが、

そもそも自分の「好み」をきちんと認識している人はどのくらいいるのでしょうか?

 

好みを正確に認識するためには、厳密にいうと
自分の「味覚の感度」を認識することが重要だと考えます。

 

とはいえ、自分の味覚を認識するという機会は、ほとんどないですよね。
(健康診断で視力検査や聴力検査はあっても味覚検査はありません)

 

そこで!

日本味覚協会では、「味覚検定チョコ」という
食べるだけで自分の味覚が良いかどうかをチェックできるチョコレートを監修・販売しています。

 

自分の味覚偏差値を知ることができるだけでなく、
自分が敏感な味はどれで、鈍感な味がどの味か、ということも知ることができます!

 

※難易度に応じて3種類の商品がありますが、
「味覚検定チョコ NORMAL」の全問正解率は10%、「HARD」は1%と超難問です。

 

バレンタインにも非常に好評いただいているチョコレートです。
是非興味のある方はチャレンジしてみてください!

※参考ページ:味覚検定チョコ

 

 

 

以上!今日はグミの人気の理由に関する考察でした!

 

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本日のまとめ

・グミの売上が年々増加中で、特に若い世代から人気!
・一人ひとりの好みの食感に対応していることが流行の要因の一つ
・「グミ食べる?」と言って仲良くなるグミ二ケーションも流行ってるみたいです
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