みなさんの家に圧力鍋はありますか?

2018年のある調査によると、圧力鍋の使用率は27.8%とのこと。
およそ4人に1人が使っている調理器具と言えます。

圧力鍋で豚の角煮を作ると、お肉が柔らかくなる、
また料理の時間がはやくなるなどのメリットがあるのですが、
そもそも、圧力鍋を使うとなぜ調理時間がはやくなり、また食材がやわらかくなるのでしょうか?

今日は、圧力鍋の仕組みに関するお話です!

スポンサーリンク

 

 

みかくん「今日は相方のミカさんが体調不良のため代役の人に来てもらっています」

圧力鍋子「こんにちは。あつりょくなべこです」

みかくん「圧力鍋子さん。今日のテーマにぴったりのゲストですね」

圧力鍋子「圧力鍋のことならなんでも聞くがよい」

みかくん「頼もしい。ではさっそくですが、圧力鍋って何ですか?」

圧力鍋子「は?そんなの簡単よ!圧力が強い鍋に決まってるじゃないの!」

みかくん「ちょっとあつりょくなべこさんの圧が強いですね」

圧力鍋子「そんなことないわよ」

みかくん「では、圧力が強くなると何が良いんでしょうか?」

圧力鍋子「圧力が強くなると、水の沸点が高くなるのよ!」

みかくん「え、水の沸点って100℃じゃないんですか?」

圧力鍋子「はぁ?あなたバカなの?もうやってられないわ!帰る!」

みかくん「・・・帰っちゃいました。あつりょくなべこさんの沸点は低かったです」

 

圧力鍋子さんが帰ってしまったのでもう少し補足したいと思います。

 

 

なぜ圧力鍋を使うと圧力が高くなるの?

圧力鍋は、蓋が密閉している!というのが特徴です。

密閉していることにより、気体(水蒸気)が逃げ場を失います。

分かりやすく言うと、
この、逃げ場を失った気体(水蒸気)が鍋の壁を押す力=圧力!というイメージです。

 

鍋(の中の食材の水分)を熱すると水蒸気が発生します。
また気体は熱すると膨張する性質を持つので、鍋の中は気体でパンパンになります。

これが、もし密閉していない(普通の)鍋の場合、
気体は隙間から逃げていってしまうので、圧力はかからないのですが、

密閉している圧力鍋の場合は、強い圧力がかかることになるのです!

 

 

圧力が高くなるのはわかったけど、圧力が高いとどうなるの?

圧力が高くなることの最大のメリットは、「水の沸点が上がること」と言えます!

 

その他の調理器具、例えばオーブンを使っても、食材の温度を上げる(焼く)ことは可能なのですが、

※参考記事:電子レンジの原理と「マイクロ波」「赤外線」の違い~なぜパンはオーブンでご飯はレンジ?~

 

「水の温度」というのは、どれだけ高温で加熱しても、通常100℃までしか上がりません。

なぜなら、水は、通常、100℃で沸騰してしまうからです。

 

 

通常、100℃で沸騰する、と言いましたが、

もう少し厳密にいうと、
通常の気圧(1気圧)において、水は100℃で沸騰する、と言えます。

逆に言えば、気圧が違う場所では、水の沸点は変わるのです!!!

 

 

例えば、富士山の山頂は気圧が低いため、沸点が低くなります。
富士山でお湯を沸かして、ぷつぷつと泡が出て沸騰したなぁと思っても、実は約87℃にしかなっていないのです!

どれだけ長時間沸かしたとしても87℃以上にはなりません。
富士山の山頂で食べるカップラーメンのお湯の温度は87℃ということになります。

 

 

同様に、圧力が高い状況下では、沸点が上がります!

圧力鍋は、ものによりますが、約2気圧(沸点は120℃くらい)まで上げることができます。

 

 

沸点が高くなると何が良いの?

沸点が高くなることの一番のメリットは、「煮込む」料理の時間短縮と言えます。

 

そもそも、煮込まないもの、例えば、「焼く」だったり「揚げる」の場合は
120℃よりももっと高温にしたもの(フライパンや)を食材に接することができるので、
調理時間は比較的短くて済むのですが、

「煮込む」ものは、食材に接する部分である水が、通常100℃までしか上がらないので、料理の時間が長くなりがちです。

 

しかし!
圧力鍋を使い、水の沸点を100℃から120℃まで上げることで、大幅に調理時間を短縮することが可能になります!

例えば、普通の鍋で2時間くらい煮込む必要がある料理でも、圧力鍋なら煮込み時間を4分の1程度(約30分)に短縮することが可能です。

 

100℃から120℃に上がるだけでそんなに変わるものなの?と思うかもしれませんが、

銭湯に行ったとき、
40℃弱のちょっとぬるめのお風呂につかると、長く入っていないと体があったまらないですが、
45℃の熱いお風呂だと、1分も入っているのが大変なくらい、すぐ体があったまりますよね。

そんなイメージで、(あくまでもイメージです)
水の温度は食材をあたためる時間に大きな影響を与えるのです!

 

 

豚の角煮を作ったよ

実際に圧力鍋で豚の角煮を作ってみました!

25分くらいの煮込み時間で作ることができました!

ぷにぷにしてて、すごく美味しかったです。
美味しいものを食べるのって本当に幸せですね!

 

 

———————————————————————————–
本日のまとめ
・圧力鍋の圧力が高くなると、水の沸点が高くなる。
・水の沸点が高くなると、料理の時間がはやくなる。

・料理の時間がはやくなると、時間が空くので「味覚検定チョコ」にチャレンジできます。
————————————————————————————

スポンサーリンク

 

関連記事:飛行機に乗ると味覚が変わる?~気圧と機内食の味付けの関係~

関連記事:ポンジュースがおいしい理由~「濃縮還元」「オレンジジュース」表示の秘密~

関連記事:「カレー」「肉じゃが」の肉は牛肉?豚肉?~関西と関東の肉文化の違い~

関連記事:あなたの好きなお肉の種類は?お肉人気ランキング!~牛vs豚vs鶏~

関連記事:オス牛とメス牛、どっちがおいしい?~日本三大和牛の中で「松阪牛」だけの特徴は?~

アンケートにご協力お願いします

あなたがのおいしさを判断するときに、味()以外で最も重視するのはどれですか?

のインスタグラム

日本味覚協会では、・飲み比べ(商品評価)/人気の調査等を実施しています。

日本味覚協会のインスタグラム

を是非ご参照お願い致します!

日本味覚協会のTwitter

日本味覚協会の公式Twitterをはじめました!

よろしければフォローお願い致します!