居酒屋に行くと
「とりあえず生で!」
と注文する人も多いかと思います。
多くの人が、生ビールを「生」と表現しますが、そもそも、生ビールの「生」って、具体的に何を意味しているのか知ってますか?
今日は、生ビールに関するお話です!
みなさん、友達と居酒屋に行ったときに、こんな経験したことありませんか?
ぼく 「何頼もうか?」
友達 「とりあえず生で!」
ぼく 「そうだね、おれもビールにしようかな」
友達 「店員さん、すいませーん!」
店員さん「はい、ご注文は何にしましょう?」
ぼく 「生2つで!」
店員さん「生2つ!よろこんで!少々お待ちください」
店員さん「お待たせしました、生チョコ2つです!」
ぼく 「えー!?なぜ生チョコ??頼んだの、ビールですよ」
店員さん「いや、だって、生2つって言われたので。てっきり生チョコのことかと。」
友達 「なんでやねん。居酒屋でいきなり生チョコ頼む人おらんやろ、楠田枝里子か!」
店員さん「すいませんでした、でも、お客さんも、紛らわしい言い方やめてください」
ぼく 「えー!おれが悪かったの??でも確かに、”生”だけじゃ間違えやすいですね。すいませんでした。」
「とりあえず生で!」と注文すると、このように、謝らなきゃいけない可能性があるので、「生」じゃなく「生ビール」と言うようにしましょう笑。
ぼく 「では、改めて、生ビール2つでお願いします」
店員さん「がってん承知のすけ!」
友達 「店員さんのキャラが良く分からないな・・・」
店員さん「お待たせしました。瓶ビールです!」
ぼく 「いやいや!!頼んだの生ビールだし!瓶ビールじゃないよ!」
店員さん「お客さん、何を言ってるんですか?」
ぼく 「だから!生ビールを頼んだのであって、瓶ビールは頼んでないよ」
店員さん「お客さん、瓶ビールは、生ビールですよ!」
ぼく 「なにー!!」
実は「瓶ビール」と「缶ビール」も、「生ビール」
※よく見ると、「生」という表示があります。
「生ビール」とは?
生ビールとは、加熱処理されていないビールのことを言います。
なので、加熱処理がされていなければ、
・缶ビール
・瓶ビール
・樽からジョッキに注がれたビール
の全て、同じ「生ビール」なのです!!
「加熱処理」ってどういうこと?
ビールは、酵母のアルコール発酵によって作られます。
なので、酵母が働いたままだと、ビールはどんどん発酵が進んでしまい、保存中に味が変わってしまいます!よって、酵母の働きを止める必要があります!
そのための方法の一つが「加熱処理」なのです!昔は、ほとんどのビールで「加熱処理」をすることにより、酵母の働きを止めていました。
しかし、最近は、技術の進歩により、加熱処理をしなくても、「濾過」だけで酵母の働きを止めることができるようになりました!なので、日本で売られている大抵のビールは「生ビール」です!
※日本の場合。外国では「生」の定義が異なることがあります。
なお、昔ながらの味わいが特徴の
・アサヒスタウト(アサヒ)
・クラシックラガー(キリン)
・サッポロラガー(サッポロ)
は、加熱処理されているビールで、「生ビールじゃない」ビールです!
飲み比べてみると分かりますが、ビールは「生」か「生じゃない」か、つまり「加熱処理してない」か「加熱処理してる」かで、かなり味が変わります(どっちがおいしく感じるかは、人それぞれかと思いますが)。
ちなみに、最近ニュースでも取り上げられていましたが、
2018年4月からは、ビールの原材料に果実や香辛料が使えるようになるとのことです!
(これまで、ビールの原材料は「麦」や「ホップ」などに限られていました)
なので、来年からは「コーヒー」「かつお節」「オレンジ」などの、風味豊かな個性派ビールがどんどん増えそうですね!楽しみです!
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本日のまとめ
・生ビールとは、加熱処理していないビールのこと
・瓶ビールも、缶ビールも、ほとんど生ビール
・ビールを浴びーるほど飲むのは危険
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