さてここで問題です。

コンビニで緑茶を買うとき、あなたはどちらを買いますか?

A:コンビニ独自のブランドの緑茶(93円)

B:有名メーカーの緑茶(120円)

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ミカさん「今日はPBとNBの話ね。PBとNBって何か知ってる?」

みかくん「もちろんだよ。日本のプロ野球の組織のことでしょ」

ミカさん「それはNPBね。PBとNBがごっちゃになっちゃってるわ」

みかくん「じゃあメジャーリーグのこと?」

ミカさん「それはMLBね。野球のことから離れた方がいいわね」

みかくん「あ、じゃあ鉛筆のことか!」

ミカさん「それはHBね」

みかくん「部活によく顔出して偉そうにしてる人のことだ!」

ミカさん「それはOBね。しかもちょっと失礼よ。適切な指導をしてるのよ」

みかくん「すごい借金させられてなすりつけ合うやつかな」

ミカさん「それはキングボンビーよ。桃鉄やるときは喧嘩しないよう注意するのよ」

みかくん「もう全然わからない!なすがままにして!」

ミカさん「それはレットイットビーよ。どうにもならないからここまでにしてもらうわ」

 

まったく話が進まなかったので本題に入ります。

 

 

PB(プライベートブランド)とは

PBとは、プライベートブランドと読み、

小売店(スーパーなど)や卸売業者が企画し、独自のブランドで販売する商品

を意味します。

 

セブンイレブンの緑茶で言うと、こんな商品です。(セブンイレブンHPより)

PBとNBの違い

 

 

NB(ナショナルブランド)とは

NBとは、ナショナルブランドといい、

メーカーが商品につけるブランド

を指します。(プライベートブランドの対義語として使用されます)

テレビCM等で大々的に宣伝されることも多く、固有名詞としての商品名を持ち知名度も高く、また全国どこでも入手できることなどから、ナショナル(国民的な)ブランドと呼ばれます。

例えば以下のような商品ですね。(サントリーHPより)

PBとNBの違い

 

 

PBとNB、どっちがよく買われるの?

PBとNBでは、どちらが好まれて買われているのでしょうか?

気になりますよね!

 

そこで日本味覚協会では、以下のアンケート調査を実施しました。

 

 

コンビニで緑茶を買うとき、あなたはどちらを買いますか?

A:コンビニ独自のブランドの緑茶(93円)

B:有名メーカーの緑茶(120円)

 

 

結果はこちらです!

 

 

PB(プライベートブランド)が65%、NB(ナショナルブランド)が35%という結果でした!

※注意:値段を(勝手ながら)それぞれ93円、120円と設定させていただいた上での結果です。

 

コンビニでは、同じ「緑茶」というジャンルでも
PBとNBの2商品が売られていることが多いです。

値段が安いPBの方がやはりよく買われるという結果ではありましたが、

逆に言えば、
3人に1人は、高くても安心のブランドであるNBを買っているということがわかりました。

 

 

(余談)

今回、NBが120円で、PBが92円としてアンケートを実施しました。

 

価格の差:約30円の違い(120円ー93円)

価格の比:約30%の違い(93円に対して120円は割合でいうと130%)

好まれ方の割合の差:約30%の違い(65%ー35%)

 

なんと、すべて30という数字がキーになっています!
トリプルスリー達成ですね!!

トリプルスリー_山田哲人.jpg

(山田哲人選手:ウィキペディアより)

 

 

 

PBとNB、どっちが利益がでるの?

ここからは少し真面目な計算です。
(数字を見ると眠くなる人は読み飛ばしてください)

 

今回のアンケート結果をもとに、「売り手側の視点」での利益を計算してみます!

 

もちろん正確にはわからないので、いくつか仮に前提条件を置くこととします。

 

まずは、緑茶の原価を計算しないといけませんが、
(厳密にはわからないし、「原価」にそもそも何を含むのか、みたいな話になってややこしいので)
おおよそとして、原価を40円として考えます。(NBの売価の3分の1として計算)

 

またこの原価は、PB、NBともに同じ40円として考えることとします。

 

 

また、アンケート結果を踏まえ、
今回は、100人のうち、65人はPBを購入し、35人はNBを購入することとします。

 

すると、利益は以下となります!

 

PBの利益:(93円-40円)×65個=3,445円

NBの利益:(120円ー40円)×35個=2,800円

 

この場合、PBの方が利益が出ていることになりますね!

 

 

 

ここで、もし、NBを選ぶ人の割合が40%になったとして再計算してみましょう。
(100人のうち、60人はPBを購入し、40人はNBを購入するとして計算)

 

PBの利益:(93円-40円)×60個=3,180円

NBの利益:(120円ー40円)×40個=3,200円

 

NBを選ぶ人が40%になると、利益が逆転します!

 

 

つまり、NB側は、過半数に選んでもらおうとは思っていなくて、
40%くらいの人に選んでもらいたい!と考えているのではないか!と想定されますね。

※今回の計算で使用した前提条件の場合。

 

 

PBとNB、どっちが美味しいの?

日本味覚協会では、過去に、PBとNBの「味の違い」について、
ブラインド(目隠し)の状態で飲み比べるテストを実施したことがあります。

 

興味深い結果が出ていますので、よろしければご参照ください。

参考記事:サントリーとセブンプレミアムの烏龍茶、どっちがおいしい?~PBとNBの違い~

 

 

以上、今日はPBとNBの選ばれ方の違いに関するお話でした!

 

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本日のまとめ
・PBはプライベートブランド、NBはナショナルブランド。
・PBとNBの緑茶では、約30円安いPBの方を買う人が65%と多数派。
・仕事とプライベートのバランスも重要です。
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