家族の手料理を残してしまったときに思うことは？～申し訳ないと思う人は意外と少ない！？～

先日の記事にて、

「レストランの料理をやむを得ずに残してしまったとき、どう思うか？」

という調査結果を報告させていただきました。

参考記事：食事を残してしまったときに思うことは？もったいない？申し訳ない？仕方がない？

今回、レストランの料理ではなく、「家族の手料理」だったらどう思うか、
を調査しましたので、結果をご紹介させていただきます。

先日ご紹介したアンケート調査では、以下の質問を設定させていただきました。

【設問】
「レストランの料理」を、やむを得ず残してしまったとき、あなたはどう思いますか？

【選択肢】
・食材がもったいない
・作ってくれた人に申し訳ない
・無理して食べる必要はないから仕方がない

今回は、以下のように設問を変更しました。

【設問】
「家族の手料理」を、やむを得ず残してしまったとき、あなたはどう思いますか？

「家族の手料理」バージョンでは、申し訳ない、と感じる人が増えるのではないか、
と想定されますが、、、

果たして、いったいどんな結果となったでしょうか？

前回の「レストランの料理」の結果と合わせて、以下に示します！

【レストランの料理】

【家族の手料理】

なんと、「レストランの料理」も「家族の手料理」も、
作ってくれた人に申し訳ない、と思う人の割合は同じ（48%）でした！

家族という身近な存在が、時間をかけて作っているので、
「家族の手料理」の方が、「レストラン」より申し訳なさを感じるのかと思いきや、

意外にも、まったく同じという結果でした。

これは、

レストランだって、シェフがしっかりと手間をかけて作っているので、
家族と差はない、という考え方もあるし、

家族の手料理は日常となってしまい、感謝や申し訳なさが薄れてしまう、
という側面もあるのではないか、と考えられます。

また、
「食材がもったいない」は、レストランの料理の方が高い（39%と34%）
「無理して食べる必要はないから仕方がない」は、家族の手料理の方が高い（13％と18%）

という結果でした。

レストランの方が、実際にお金を支払っているという感覚からか「もったいない」と感じる割合が高く、
家族の手料理の方が「仕方ない」と思う人が多い、

という結果は、非常に興味深い結果かなと感じます。

このように「食」に関する心理的な面を調査する団体や機関はあまりありませんので、
日本味覚協会では引き続き積極的に調査・研究をしていきたいと思います。

また随時、結果を報告させていただきます！

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本日のまとめ
・「家族の手料理」も「レストランの料理」も、残してしまって申し訳ないと思う人の割合は同じ。
・仕方がない、と思う人の割合は「家族の手料理」の方が高い。
・家族の手料理を食べたら「おいしい」はもちろんのこと、具体的な感想も言えるといいと思います！
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