2021年のノーベル医学・生理学賞を受賞した、辛さなどの刺激を感じるセンサーに関する研究。

この研究では、辛さを痛みとして感じる仕組みを解き明かしています。
(内容は、本ブログにて既に様々な記事で解説させていただいています)

 

なお今回、朝日新聞にて、この「辛さと痛み」をテーマとして、
日本味覚協会のインタビュー記事が掲載されましたのでご紹介します!

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2022年9月13日付の朝日新聞にて、インタビュー記事が掲載されました!

 

 

多くの方よりご反響をいただき、ありがとうございました。
また、朝日新聞の関係者の皆様、大変お世話になりました。ありがとうございました。

 

 

せっかくなので!
この機会に、「辛味」のポイントについて以下にまとめたいと思います!

 

 

辛味って、味なの?

辛味は、厳密に言うと、味(基本五味)ではありません!

※参考記事:味の分類~5つの基本味「五味」~

 

辛味は痛みの一種であり、
さらに言えば、熱を感知している、ということになります。

 

例えば唐辛子の辛さは、熱い⇒痛い!となるわけですね!

 

 

辛味ってどうやって感じるの?

辛味は、熱を感知する受容体(熱刺激受容体/冷刺激受容体)によって感知されます。

※参考記事:辛味が苦手な人の特徴とは~ポジティブな人ほど辛いものが好き?~

 

前述した基本五味(甘味・塩味・酸味・苦味・うま味)は、
味蕾と呼ばれる細胞の集合体によって感知されますので、

センサーの違いによって、「味」なのか「痛み(熱)」かの定義が異なっている、
ということになりますね!

 

 

辛いものにハマっちゃうんだけど、理由ってあるの?

今は第4次激辛ブームと呼ばれるように、辛味が非常に強い食べ物が流行しています。

※参考記事:激辛グルメにハマる理由は?~関西テレビ「報道ランナー」に出演~

 

辛いもの(とうがらしなど)を食べると、
エンドルフィンやドーパミンという脳内物質が放出されます。

これらの脳内物質は、痛み(辛さは痛みでしたね)を抑える鎮痛作用があるのと同時に、
快感や幸福感をもたらす作用があるため、

もっと食べたい!とハマってしまうわけですね!

 

 

 

以上!今日は辛味に関する掲載記事の紹介と、要点のまとめでした!

 

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本日のまとめ
・辛さと痛みに関するインタビュー記事が朝日新聞に掲載されました。
・辛いものを食べると鎮痛作用と同時に快感や幸福感をもたらす。
・辛い(からい)のは辛い(つらい)はずだけどそれが快感。
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関連記事:激辛グルメが流行する理由とは?~東京新聞に掲載されました~

関連記事:辛さの指標(単位)とは?~スコヴィル値とカプサイシン濃度の関係~

関連記事:激辛料理の安全性とは?~カプサイシンの無毒性量(NOAEL)と一日摂取許容量(ADI)~

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